フランスのリヨンの日常生活で感じた事をざっくばらんに書き留めています。フランス、リヨン情報、外国人の友達、出来事、映画、フランス家庭料理、音楽、独り言。
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Monday, May 26, 2008

フランスで嫌なものは何か: Les grêves

フランス在住の方々、フランスで嫌なものってなんでしょうか。

前に、フランス人に「フランスで一番嫌なものは何か
」と聞かれた時、私は「ストライキ(Grèves)」と答えました。それを聞いたフランス人は大笑いして、「最高の答えだ」と言っていましたが、別に受けを狙ったわけではなくて、実際私はそう思っています。デモやストライキはフランス生活の一部ですが、今ではさすがに慣れたとはいっても、嫌ですね。もし飛行機のストで万が一自分が乗る飛行機が運行しないなんてことになったら。。。と想像すると、やっぱり大変ですよ。

フランスは本当にストの
多い国です。最初に驚いたのは交通機関のスト。ストと言っても、通常運行の4分の1しか運行しない、トラムだけが運行しないなどありますが、これがよくあるんです。モンペリエでトラムがまったく運行しないストに遭遇した時、どうすればいいのか分かりませんでした。回りの人はしょうがないなという程度の顔でどこかへ行ってしまいます。私はトラムの終点、歩けばかなり の距離のところまで行きたかったので、そばにいた同じくしょうがないなという顔をしていた人に「あの、どうするんですか」と聞くと、「歩くしかないさ」と 言われました。フランス人は慣れています。結局走っていないトラムの線路をつたって2時間かけて歩きました。

今では「またか」と思うだけですが、最初のうちはいろんな種類の職業の人がみんながストをするので驚きました。

郵便物が着かないのは郵便局のストのせいだという こともあります。そういえば、ゴミ回収人の人がストをした時はゴミが溜まって大変でした。大学生や高校生もストをします。

公務員のストの時、図書館の同僚の中には来ていない人がいました。このようにストをする人たちのことをgrévistesと言います。「◯◯はgrévisteだから、今日は来ないわよ」というわけです。この場合、デモに参加する場合などいろいろあるようですが、普通はストで働かなった分の埋め合わせにまた別の日に仕事をしなければいけません。でも、不満であるということを表明することは重要
だと考えるフランス人は(ストをした分の仕事の)つけが後で回ってくるということは考えないようです

メキシコ人の友人に「本当にフランスはストが多いよね」と言うと「メキシコなんてもっと多いよ」と言うので、上には上があるのか。。。と思いました。イギリス人の友人とはこの点、私と意見が同じで「イギリスはフランスみたいにこんなにしょっちゅうストがあるなんて信じられないよ。迷惑だし、後で困るでしょ。」と言っていたので、ストに関してはイギリス人とは気が合います(笑)。
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8 comments:

Anonymous said...

ほんとにストは困り者です。
5月は、よく学校や保育園も閉まってしまうので、ほんとに最悪です!
はっきりいって、サービス・ミニマムに反対してのストだったら、公務員以外の国民はみんなこのストに反対だと思います!!
というか、そのためにサルコジさんが選ばれたんじゃなかったっけ・・・?と思ってしまいます。
ま、公務員が多いから、こういうことになってしまうんでしょうが。

パリに住んでた時、交通機関ストで困ってたら、いくら待っても来ないバス停の横に車が止まり、可愛い女の子に「のりませんか?」と声をかけ、まんまと拾ってました(笑)
ちなみに、私は拾ってもらえませんでした(爆)
というか、知らない人の車に乗る勇気もなかったので、声をかけられてまんまと乗ってしまう女の子にもびっくりしました。

Anonymous said...

フランス在住の方にとってストの迷惑さは、いかにも身近な不便、って感じでしょうか。
何年かに一度に「行くぞーー!」ってハリキって出かけたパリでストライキに出会う観光客(つまりワタシ)には、また別のショックと怒りと空しさがありますですよ。

何度か自分のブログでもグチったんですけど、サント・シャペルがストで閉まってて、柵の向こうから係の人に「来週また来て」って言われたときは(で、来週には私は帰国するんだったのですね)、「フランスでは神様もストすんのか~っっ!」と、フランス語で言えない自分の無力が悲しかったです。

長くなって恐縮ですが、たった今、テレビCMで、「フランスではタンポポのことをオネショって言うんだよ」って言ってましたが、本当ですか?

瑞穂 said...

サラさん
本当に困っちゃいますね。

一昨年でしたっけ、CPEの法律反対でグレーブがありましたね。あの時、あちこちの大学が閉鎖されて大変でしたよね。私の大学は閉鎖はされていませんでしたが、入る時に学生証を提示しなければいけませんでした。Lyon2なんかは大学が閉鎖されていて1ヶ月以上も事実上授業がなかったと聞きましたよ。

留学生にはいい迷惑ですよね。留学にしにきて、授業がないなんて。

ところで、そのバス停の、私乗ったことあります(笑)。普通のおじさんでした。いかにも変な感じだったら乗らないと思いますけど、その時は道も分からないところにいたので、声をかけてもらえて良かったです。そうでなければこちから声をかけるところでした(笑)。

瑞穂 said...

lazyMikiさん、
そうですよね。旅行に来て「ストだからまた今度」って言われたらショックですよね。お気持ちお察しします。しかもそれが結構あるんですよね(笑)。笑い事じゃないんですが、もう毎度毎度で、「またかい!」という諦めの境地です。

タンポポってpissenlitですから、pisse=俗語でおしっこ、lit=ベッドで、オネショってことになるんでしょうね。ただ、ベッドでってau litでen litとは言いませんから厳密に言うと違うんですが、言葉の響きでpisseですでにおしっこというのが入っているし、言葉遊びでそういうふうに言う人もいるんだと思いますよ(笑)。

Anonymous said...

めったにTGVには乗らないのですが、過去を振り返ると、国鉄を利用するときには必ずストか何かで迷惑を被った、という記憶があります。その日にはパリにいなければならないという日にストだと、前日から待機しなければならないわけなので、余計な出費をどうしてくれる?! という怒りも感じました。

でも、かなり拘束のない生活をしている私なので、ストがフランスで一番嫌いという意識はありません。クレームを言うにも割増料金の電話をしなければならず、事情を説明してもラチがあかない、というのが一番嫌いです。

ストに関しては、良い思い出もあるのです。ルーブル美術館で切符係りがストをして、無料で入れたときには、こういうストなら頻繁にして欲しいと思ってしまいました。それから、パリのバスティーユのオペラ座がオープニング・コンサートをするとき、日本にいるのでいけないと残念がっていたら、それがストで中止になって、数日後にパリに到着したら振替コンサートがあったので行けた、というラッキーなこともありました。

横レスで失礼。葉(サラダ)と花(ジャム)が食べられるpissenlitには利尿効果があるのが、フランスの中世でも知られていたと聞いています。でも、たまたまの一致なのか、語源に関係するのか知りたく思っています。

瑞穂 said...

私もクレームのためではありませんでしたがEDFに電話をかけた時に、取り次いでくれた人が情報を打ち込みながら話していて、おまけに新人の方なのかやたらと時間がかかって、20分もEDFに電話したことがあります。だって情報を打ち込むごとに途切れるんですよ。途中で切ろうかと思いました。でも、必要なことですから仕方がありません。電話の最後に「何か問題があったらいつでも電話してくださいね」とその係のお姉さんが言っていましたが「いえいえ、もう二度と電話しませんよ」と心の中でつぶやきました。日本だとこういうのは普通フリーダイヤル(自分で書いておきながら懐かしいことばです)ですからね。

そういえば、私のあるフランス人の友人がクレームを言うのにものすごく電話代がかかって、電話の請求書でクレームにかかった分をマーカーで色をつけて送ったらその分全部払い戻してくれたと言っていました。でも、そこまでする人は多くないと思いますけど。

パリに行く友達がニュースでパリの地下鉄のストのことを見て、じゃあ、地下鉄は乗り放題かな、と言っていたのを思い出しました。たしかにストのおかげでおこぼれがある場合はいいですよね。でも、私はやっぱりストは嫌です。ストでものごとが回らなくなるだけでなくて、街で行われるデモって結構うるさいですからね。私が住んでいるところはまあいいんですが、県庁の横に住んでいる友達がうるさくてたまらないと言っていました。県庁の横なら確かにそうでしょうね(笑)。

ところでタンポポ« Pissenlit »ですが、今ちょっと探してみたら、15世紀から利尿剤として使われていたのに関係しているという記載をwapediaで見つけました。インターネットの情報なので、正確な所は語源辞典を見た方がいいと思いますが、Otiumさん、さすがです。お見事ですね!

Anonymous said...

あはは!
それじゃ、木蓮さんは、自動車に乗せてもらえたんですね!
Pissenlitの語源は、うちの夫に言わせると(ってことなので、アテにはなりませんが…)おしっこの匂いがするからだと言ってます。
たしかに、大量に積んでサラダにした時は、ちょっとヘンな匂いでした。
グレーブのおかげで、プールがタダになったり、地下鉄がタダになったりしたことはありますが…それをアテにして行ったら閉まってた、というのじゃ、シャレになりませんよね…

瑞穂 said...

そうなんですよ(笑)結構リヨンのはずれにいたので困ってたんです。そしたら止まる車があって、「どこまで行くの」「◯◯です」「」じゃあ、通り道だから乗りな」と言われて。定年になったばかりのおじさまでした。車の中で僕は演劇をやっててね、とかいろいろ話してました。気さくなおじさまでありがたかったです。

そうですよね。グレーブは。お医者さんまでグレーブしちゃいますからね。組合が決めることですけど。前に医療機関のグレーブの予告があって、丁度その日に予約が入っていた私は行ってみたら閉まってたんです。後日「あの日表は閉まってたけど、裏に廻ってくれば入れたのよ」そんなこと、それが二回目だった私に分かるわけないでしょう!
慣れてきましたが、やっぱり嫌ですよね。

pissenlitって変な匂いなんですか。売ってるのは見ますけど、自分で買って食べたことはないんです。(昔日本で食べたような遠い記憶がありますが、夢でしょうか^^)

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