フランスのリヨンの日常生活で感じた事をざっくばらんに書き留めています。フランス、リヨン情報、外国人の友達、出来事、映画、フランス家庭料理、音楽、独り言。
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Wednesday, June 11, 2008

ジベルばら色粃糠疹

実は私、二週間程前からあるものに悩まされています。フランスとは何の関係もありません。
知っている方もいらっしゃると思いますが、「ジベルばら色粃糠疹」というものです。私は今回初めて知りました。ちょっと長いですが、メルクマニュアル医学百科家庭版からジベルばら色粃糠疹の部分を抜粋すると、

バラ色粃糠疹(ばらいろひこうしん)とは、炎症を起こしバラ色でうろこ状になった小さい皮疹が皮膚に多数できる軽度の病気です。

バラ色粃糠疹の原因ははっきりしておらず、おそらく感染によるものと考えられますが、患者から他の人にうつることはないとみられています。どの年代でも発症しますが、最も発症者が多いのは若い成人です。春と秋に多く発症します。

症状

バラ色粃糠疹では、バラ色のような赤、あるいは軽く日焼けした皮膚の色をした、直径約2.5〜10センチメートル程度の大きさの皮疹ができます。この皮疹は原発疹、あるいは母斑と呼ばれています。この皮疹は円形か楕円形をしており、通常は胴体にできます。皮疹は何の前触れもなく突然できることもありますが、現れる数日前から、漠然とした体調不良、食欲不振、発熱、関節痛などを感じることもあります。発症してから5〜 10日の間に、見た目は同じですがサイズがもっと小さい皮疹が体の他の部分にも現れます。これらの二次的に現れる皮疹は胴体にできることが多く、特に背骨に沿った部分や、背骨から放射状にできます。この病気のほとんどの人が若干のかゆみを感じ、かゆみがひどくなる患者もいます。

診断と治療

診断は体に出た発疹の様子、特に原発疹の状態に基づいて行います。発疹は、特に治療をしなくても4〜5週間で消えますが、2カ月以上続く場合もあります。人工光や自然の太陽光線を浴びると発疹が早く消え、かゆみも抑えられます。必要に応じて、かゆみを抑える標準的な治療を行います(皮膚のかゆみと非感染性の発疹: 治療を参照)。かゆみがかなりひどい場合のみ、ステロイドの経口薬を服用します。

最初、腿に赤いものが出て、痛くもなんともなかったのでなにかと思っていました。虫かと思いましたが、全然痒くないんです。そう思っているうちに、少し増えて、少しだけ痒くなってきました。花粉症のために飲んでいる薬のせいかと思ったのですが、飲むのを辞めても治りません。脇の下や胸、背中にも出ています。
インターネットでちょっと調べてみたら、ジベルばら色粃糠疹というものらしいということがわかりました。症状が全く私と同じで、私も二週間程前に大きめの楕円形の湿疹のようなものが出来ていたのです。痒くなかったので何かと思っていたのですが「ジベルばら色粃糠疹」の前兆だったんですね。


これだとは思ったのですが、一応お医者さんに行って確認した方が良いと思って主治医の所へ行くと、やはりジベルでした。勝手に消えるから何もしなくてもいいと言われました。結構一般的によく見られるもののようですが、その割には知名度の低い病気のようです。

この病気、あまり痒みはないのですが(とは言っても少しは痒いです)、ポロポロと結構たくさん出ます。腿、ふくらはぎ、胸、胴体がひどいです。腕にも少しですが出ています。顔、手先、足先には出ないというのが救いですが、他の方もブログに書いていらっしゃるように、結構醜いので気分が憂鬱になります。必ず治ると言いますが、本当だろうかと思っている今日この頃です。

ちなみにフランス語ではPityriasis rosé de Gibertと言います。
Wikipediaの「ジベルばら色粃糠疹」のフランス語版の方には写真も出ています。

◆追記◆ 「ベルばら2(笑)」の方にも書きましたので、どうぞ。

8 comments:

Anonymous said...

はじめまして。サラさんのブログからやってきました。Reshmiです。

ジベル、あたしはなったことがないのですが、親友が数年前にかかり、ばら色なんてステキな名前とは裏腹のニクイやつだということを知りました。
広がるんですよね。そしてかゆみもあり、何より女性にとってはその外観がつらいでしょうね。
ですが、お医者様のおっしゃるとおり絶対に治りますから(親友も数週間後にはジベルという言葉さえ忘れていたようでした^^;)あまり気落ちなさらずに!

疲れているときや、普段と違うことをしたりするとできるみたいです。
親友の場合は草津温泉に行った直後だったので、もしかしたら温泉で感染したのかもと言っていましたが、フランスで温泉というのは考えにくいので、きっと木蓮さんはお疲れだったのでしょうね。
ゆっくりお休みされて、おいしいものでも食べて、忘れてしまうくらいに気にならなくなればいいですね。

お大事になさってください。

瑞穂 said...

◆Reshmiさんはじめまして。温かいコメントをありがとうございます。
なぜなったのかは分かりませんが、理由があるとしたらおそらくストレスと疲れだと思います。治るということを信じていますが、結構広範囲に出ているのでシャワーを浴びる時などに見ると嫌になってしまいます。

そうですね。Reshmiさんの親友の方と同じように「ジベル?」と忘れてしまうぐらいになるといいです。あまり気にしないようにします^^。おかげでちょっと気が晴れました。

お心遣い、とても嬉しいです。ありがとうございます。

Anonymous said...

早速リンクを貼って頂き、ありがとうございました♪

皮膚の病気は、人が思う以上に大変なんですよね…多分、Reshmiさんも言うとおり、お忙しくて、疲れが出たんでしょうね。
うちの娘がひどいアトピーだったので(今は全快しました)…
皮膚がかゆいのって、すごく辛いと思います。

ちなみに、病名のことなのに、恐縮ですが、このタイトルを見たとき、「ベルばら」の話だと思って、喜んでしまいました(すみません…)

Anonymous said...

木蓮さん、

すごく心配しています。
お大事にね!!!

瑞穂 said...

◆サラさん、
確かに病名がちょっとかっこいいというか、変というか、ベルサイユのバラ?と思いますね^^
私の場合は"超"かゆいわけではないんですけど、この病気で結構かゆみが強い人もいるみたいですね。フランスに来て(フランスのせいじゃないんですけど^^)こんな変な病気になるとは思っていませんでした。
私の弟もアトピーでしたが大変ですよね。皮膚の病気って見えるのが嫌です。

こちらこそリンクありがとうございます!

瑞穂 said...

◆pucchaponさん、
ありがとう^^。ブログに書いた私の近況が日本まで届くって本当に便利な世の中になったね。この当たり前な便利さに慣れてしまって、ちょっと怖いぐらいだよ。pucchaponさんも皮膚には気をつけてね。

Anonymous said...

木蓮さん、こんばんは。
「ジベル~」と言うのは初耳ですが、何の病気なのかがはっきり分かっただけ、気持ちの上では違うと思いますよ。
僕も2年前に病気を患いましたが、一体どこがどう悪いのか突き止めるまで随分色々な検査を受けました。
最終的にそれが何なのか分かった時には、病気を幾つも併発していた上に、命に関わる病気まで見つかったのでかなりショックでしたね。でも、発見が早かったお陰で大事には至らずに済み、未だこうして生きています(^^)

忙しい事と察しますが、どうぞ無理をなさりませんよう、お気を付けくださいね。体あってのものだねですよ!

瑞穂 said...

◆ひでさん、こんばんは。
ありがとうございます。
自分ではちょっとしたジベルの紹介のつもりでブログに書いた所、たくさんの方から優しい言葉を頂いて感激です。
大したことはないのです。ただ、このまま跡になってしまわないかと心配ですが、治るということですし、気にしないことにしています。

病気が複数併発というのはやっかいだったでしょうね。しかも、命に関わるものまで見つかった時のショックはお察しします。早期発見で良かったですね。今は無事に素晴らしい歌声を聴かせていただけて私たちにとっても良かったです。(変な言い方ですみません^^)
ひでさんこそお仕事が忙しいでしょうけど、お体にはご自愛くださいね。

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