フランスでピアスの穴を開けた時のことを書いておきます。
私は日本にいた頃はピアスを付けたいなんてあまり思わなかったのですが、こちらに来てからいつの頃かピアスをつけたいと思うようになりました。最初のきっかけは、語学学校に通っていた頃に、インド映画を友達とよく見るようになり、美しいインド人女優がいつも個性的なピアスをつけていて憧れていたことです。普通の生活であそこまできらびやかなものをつけると目立ってしまいますが、いいなと思っていました。
それからしばらくはピアスを付けたいという願望はおさまっていたのですが、図書館で働き始めてから、同僚の女性がいつも素敵なピアスをつけていて、再び、いいなと思うようになりました。それに加えてイヤリングを片一方落としてしまい、とてもショックでした。そんな時、プレゼントにピアスを頂いたのです。贈ってくれた方は私がピアスの穴をあけていないのを知っていたのですが、私がピアスに興味を持っているのを知っていて、わざと贈ってくれたそうです。仕様のない人ですね〜(笑)!
でも、こうなったらピアス用の穴を開けなくては頂いたものをつけることもできません。元々ピアスを付けたかったことは確かですが、このプレゼントがきっかけで本当に開ける事になったわけです。
こちらでは、ピアスを付けている人は日本より圧倒的に多いです。アクセサリーを買いに行ってもピアスの方がイヤリングよりも種類がたくさんあります。しかも小さい子どもでピアスを付けている子がたくさんいます。
いろんな人にピアスの情報を聞いてみると、アクセサリー屋さんだとか、ピアススタジオで専門の人にやってもらったという人が多いです。お医者さんでももちろんやってくれるのですが、お医者さんよりピアスの専門家の方が開けるのに慣れてるからピアススタジオに行った方がいいよという人が多数派です。確かにこちらでは耳以外にも目と眉毛の間、舌、鼻、おへそなど体のあちこちにピアスを付けている人がいて、ピアススタジオがたくさんあります。(たまに、メトロとかでものすごい量のピアスをつけてる人を見かけて、なんでこんなにピアスの穴開けたいのかなと不思議に思います^-^)フランスでは、ピアススタジオの方がお医者さんより良いかもしれません。
でも、気になるのは衛生面です。たくさんあるピアススタジオで衛生面で信頼出来る所を選びました。ピアスを付ける人が多いフランスのピアススタジオは大抵は衛生面に気を使っていると言いますが、いろいろ調べて衛生面で信用できそうなAccropiercingでやってもらいました。お店をぱっと見た感じは怪しげかもしれませんが(笑)、衛生管理はしっかりしています。
お店に行くと、まず身分証明書を見せます。未成年の場合は親の付き添いがないとピアスを開ける施術をしないそうです。それから、ピアスを開ける同意書にサインをすると、開けた後のケアについて説明があります。
いよいよ開けるのですが、目の前でピアスを開ける用具を新しい袋から出してくれました。すごく痛いのかと思って「痛いんですよね?」(当たり前ですよね(笑))と聞いたら「いや、ちょっとチクッとするだけだよ。君は日本人だからサムライの子孫でしょ?じゃあ大丈夫だよ!」と言われ、笑ってしまいました。さすがプロだけあって慣れています。一瞬で終わってしまいました。鮮やかなものです。開けてもらって妙にスッキリ!不思議な感覚がしました。
開けてからは絶対に2ヶ月間はファーストピアスを耳からとってはいけないそうです。ピアスを開けて膿んだりするのは、耳の穴を固定するためのファーストピアスを早くとってしまうために起こる場合がほとんどなんだそうです。2ヶ月間は朝と晩、耳をよく消毒していればいいだけだそうです。消毒し過ぎもかえって刺激を与えてしまうのでダメです。かくして、耳が膿むこともなく、私も無事にピアスをつけることができるようになりました。インド人のようなピアスはまだ持っていませんが、毎日ピアスで楽しんでいます(笑)。
ちなみにお値段は耳の場合、片耳15ユーロ、両耳の場合は30ユーロです。他の部位はもっと高いようです。
フランスのリヨンの日常生活で感じた事をざっくばらんに書き留めています。フランス、リヨン情報、外国人の友達、出来事、映画、フランス家庭料理、音楽、独り言。
Blog sur ce que je pense en France, ou bien sur le cinéma, la cuisine, les voyages, les informations de Lyon, etc. J'écris sur la vie française sans détour. Mais ce blog n'est écrit qu'en japonais. Désolé mes chers amis francophones !
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Wednesday, April 23, 2008
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