フランスのリヨンの日常生活で感じた事をざっくばらんに書き留めています。フランス、リヨン情報、外国人の友達、出来事、映画、フランス家庭料理、音楽、独り言。
Blog sur ce que je pense en France, ou bien sur le cinéma, la cuisine, les voyages, les informations de Lyon, etc. J'écris sur la vie française sans détour. Mais ce blog n'est écrit qu'en japonais. Désolé mes chers amis francophones !

Sunday, April 20, 2008

Geisha

前に日本に一時帰国する時、フランス語を忘れないためになにか気軽に読めるフランス語の本でも持っていこうと思って、Pちゃんに相談したところ、本棚にある中から選んだらと言って、いくつか出してくれました。これはその中にあった本の一冊でした。

英語から仏訳されたものですが、Arthur GoldenGEISHAです。英語原題 Memoirs of a Geisha。 日本語の翻訳では「さゆり」という題名になっているようですね。


映画化もされていますが、私は映画の方は見てないのでどんなふうに描かれているのか分かりません。たぶん本の方を読まれた方もたくさんいるのではないかと思います。フランス語翻訳版は結構分厚い一冊なので、最初は一時帰国中に読めるのかなと思っていましたが、読み始めると面白くて、移動時間などずっと夢中で読んでいて、割とすぐに全部読んでしまいました。話にも入りやすく、スラスラと読めます。

実際に本物の芸者さんに取材して書かれたそうで、芸者になるまでの厳しいお稽古や、芸者になってからのこと、芸者の世界に生き方がよく分かります。私は芸者というものを漠然としか知らなかったので、芸者文化を知るためにも良い資料だと思いました。よくここまで取材したなと正直、感心しました。それに、物語の構成もよくできていて、ちょっと出来過ぎかなとは思いましたが、終わり方も気持ちが良いです。Arthur Goldenさんの日本文化への愛着を感じました。

Pちゃんこの本を貸してくれてありがとう。

2 comments:

Anonymous said...

木蓮さん、こんばんは。
私も遊びに来させて頂きました。
始めの方の記事を幾つか読ませて頂きました。地に足の着いた感じのする、なのにやっぱりフランス(だと思うからかしら?)の素敵な雰囲気の漂うブログですね^^

この本、ずい分前になりますが、私も読みました。英語を使う仕事をしているので(といっても、あまり熱心に働いているとは言えませんが)、英語で読みました。
本当に、これがアメリカ人、しかも男性の書いたものかと驚くほどよく書かれていたと思います。
読んだ後で、京都に「都おどり」を見に行きましたーー私、京都大好き人間なんです。
映画も見ましたが、こちらは・・・いまひとつ、かな。原作には及ばないと思いました。
でも、楽しめましたけど。

瑞穂 said...

lazyMikiさん、こんにちは。
さっそく遊びに来てくださったんですね。いらっしゃいませ!(お店じゃありませんが^^


まあ、都おどりをご覧になったのですね。羨ましいです。私も京都は大好きですが、もう長いこと行っておりません。

そうですか。原作にはおよびませんか。評判ではそのようですね。やっぱり一般的に言って小説は原作の方が良いのでしょうか。
私は昔日本で放送されていた「シャーロックホームズ」のドラマが原作とはあまりにも違うのでちょっとがっかりしました。まあ、ドラマはドラマで良いのですけど、原作を読んだ方が独特のホームズとワトソンのいい雰囲気も出ていると思ったものです。

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