Sunday, April 20, 2008

Maurice Béjart:モーリス・ベジャール

昨年リヨンでモーリス・ベジャールのローザンヌバレーの公演を観る機会がありました。私にとってモーリス・ベジャールといえば、映画「愛と哀しみのボレロ (Les Uns et les Autres),1981」の中でジョルジュ・ドンがボレロを踊っていたのが印象に残っています。モダンバレエの新しい境地を開いた人として、バレエの世 界ではなくてはならない人です。

Maurice Béjart : L'amour- La danse
(changement de programme)
Jeudi 15 novembre 2007
Cité internationale Amphithéâtre


もともとは"Zarathoustra, le chant de la danse" の公演のはずだったのですが、メインダンサーの怪我のため、直前に急遽プログラム変更になりました。Zarathoustraを観たかった人には残念でしたが、私はL'amour- La danseが観れて本当に運が良かったと思います。というのは、L'amour- La danseではいろいろな音楽(クラシックからポップまで)の愛のテーマに合わせて振り付けが付けられていて、観ていて幸せになるというのでしょうか、本当に幸福感が湧き出てくるようなダンスでした。クラシックではストラヴィンスキー春の祭典やベルリオーズのロミオとジュリエット。ロックではQueenのI was vorn to lave you. やU2など。フランスのシャンソンのシリーズ。アフリカやギリシャの民族的な音楽に合わせた振り付けもありました。素晴らしかったです。

今まで映像でしかベジャールのバレエは観たことがなかったのですが、実際に観てみて、これは良いなあと思いました。特にジャック・ブレルバルバラの愛のダンスシリーズというのがあって、歌とバレエがとてもよくマッチしていて、新鮮でした。シャンソン好きの私好みです。帰ってきてからYou tubeで探してしまったほどです(笑)。演出でジャックブレルの写真も背景に映し出されたりしてとても良かったです。ベジャールのバレエはあまりバレエのことを知らない人でもよく楽しめるのではないでしょうか。


↑Brel Barbara par Béjart - Avec élégance -

この公演を観て、ベジャールバレエに魅せられていろいろとベジャールのことを知りたいと思っていた矢先に、公演を観て一週間後の11月22日、モーリス・ベジャールが亡くなりました。亡くなる前に公演を観ることができて良かったです。亡くなったというニュースが報道されてから、新聞の読者コメントでもたくさんのコメントが投稿されていましたが、その中でもlibérationの "Maintenant il fait danser les étoiles(亡くなった今、ベジャールは夜空の星を踊らせている)" というコメントが、いかにも天国でベジャールが星の舞でもやっていそうで気に入っています。ベジャールは常に新しい創造を求め、切り開いていった人でしたね。亡くなっても悲しいというより、ありがとうという気持ちの方が先に立ちます。


ちなみに、この日は丁度ボジョレヌーボーの解禁日でした。座席のチケットをとった後、公演まで時間があったので、横のバーまでボジョレヌーボーを味見しに行きました。美味しかったです。赤い実のフルーツの酸味があって軽めですがとてもおいしく頂きました。


追記: 公演会場のCité internationaleのアンフィは2006年に出来たようですが、広々とした空間で気持ちが良く、上からダンスの全体の様子を見渡すことが出来て良かったです。


↑L'Amphithéâtre (Grand Lyonのサイトより)

2 comments:

瀬木あおい said...

瀬木あおいです。
さっそく遊びにきてしまいました^^

ベジャール氏のバレエは、
数えるほどしか観ていませんが
和風な面も洋風な面も持ち合わせていて
以外に入りやすかった事を覚えています。

亡くなられたというニュースには
お疲れ様と思う気持ちと同時に
もう新作が観られないという淋しさで
ちょっと複雑な気分でした。

ベジャールバレエ団の来日の際は
観に行こうかと計画を立てている所です。

M: 木蓮 said...

瀬木あおいさん、さっそくコメントをありがとうございます^^。

ベジャール氏が亡くなった時は丁度ローザンヌバレエを観た一週間後だったので正直言ってちょっと驚きました。彼のバレエは本当に楽しめるバレエですよね。

今度リヨンに東京バレエ団が来ます。ベジャールの振り付けなのでぜひ行きたい所ですが、日程的にちょっと無理で、本当に残念です。