野外上映ボランティアの打ち合わせ: Réunion pour l'été en Cinémascope
今年の野外映画上映のボランティアの打ち合わせがリュミエール博物館のヴィラでありました。
(ちょっとだけ写真を撮ったので少し載せます。)入り口を入った所
ボランティアにはいろんな方々がいます。下は20代から、上は60代を超えているだろうなという感じの方々。
私がこのボランティアをすることになったきっかけは、図書館の同僚で友人でもあるSが誘ってくれたからです。Sは私が野外上映場の広場のすぐ近くに住んでいることを知っていたせいか、それとも私がやりたそうな顔をしていたからか、なぜかは分かりませんが、興味があるのなら紹介するよと言うので、即答で「やりたい」と言って紹介してもらいました。
Sも人の紹介で始めたそうです。今年はまた近所の友達を誘っていました。ボランティアは多い方がいいので、主催者側にとっては大助かりです。窓から丁度中庭のリュミエール兄弟が見えます。
私はボランティアの中で唯一の日本人なので、最初の頃は居心地が良くありませんでした。なぜなら、フランス人って結構人見知りをする人が多いんです。チラチラ私の方を見て、興味があるのか、物珍しいのか、話したいのか分かりませんが、やたらと見てくる人がいたのです。でも、慣れてきて私が他の人と話していると、寄ってきて一緒になって話してきます。フランス人って案外恥ずかしがりが多いんですよね。
日本に行ったことがあるというムッシュや日本映画が大好きというマダムは「あなた日本人でしょ」と言って、向こうの方からいろいろ話してこられたり、日本について質問をしてきます。
「日本人の俳優って格好がいいわよね」と言うマダム。お彼女の好みの映画から想像すると三船敏郎あたりのことを思い浮かべているのだろうと思うのですが「日本人がみんなああいう顔をしているわけではないですよ」と言っておきました(笑)。天井も美しいです。
初めて話した人がいたのですが、今までは無関心な顔をしていたのに、話し始めるといろんなことを質問してきました。日本の今の人口だとか、就業時間だとか、失業率、有給休暇のこと。私が知っているデータは少し古いのでちょっと新しいものを調べなければいけません。日本はまだまだ遠い国です(笑)。
おまけに「今度日本に旅行にいく友人がいるんだけど、7月◯日の◯◯の上映の時、来るんだよね。じゃあ、彼に来るように伝えておくよ。」別にいいんですけど、本気でしょうか?
話し始めると気さくな人でちょっと安心しました。今までは全然話さないので怖かったのです。話し始めると気さくな人ばかりです。ボランティアの私たちへのお土産にJeff de Brugesのチョコレート箱詰めをもらいました。
Jeff de Brugesはフランスの主要都市には大抵ある有名なチョコレート屋さんです。うちの近くにもあります。
◆Jeff de Brugesのホームページはこちら。
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リュミエール兄弟の街から-- Du quartier des Frères Lumière --
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2 comments:
木蓮さんのブログの写真は、いつもフランスのオシャレな雰囲気が漂っていて素敵ですが(特に日本で始終「フランス行きたい~」とぐじぐじ言っている私には・・・)、この記事のお写真は特に素敵ですねー!
最近つくづく思うのですが、写真って影とか暗いところとかをどう効果的に使うかでずい分違ってきますよね?
1枚目の、大きな窓の格子や上の部分のステンドグラス(かな?)の黒っぽいところの感じがシック~♪
◆お褒め頂いてありがとうございます。でも、写真って光の加減が難しくてどうも自分ではいまいちと思うことが多いです。
この一枚目の写真の場合は元の建物が美しいというのもあると思います^^。窓のステンドグラスも(そうです^^)きれいですし、全体的な色調が落ち着いていますね。意外に良く撮れたと思った一枚なのは確かです(笑)。
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