私はプロの日本語教師ではありませんが、何年か前、頼まれてフランス人の高校生に日本語の家庭教師をしていたこともありましたし、リヨン大学の日本語学科の学生の知り合いがたくさんいて、経験上日本語を説明したり、直すのには慣れています。
外国に留学している日本人の中には日本語を教えている人は結構いるんじゃないでしょうか。
彼は事情でどうしても日本語を勉強しなければいけなくなったのですが、仕事の都合で大学の夜の日本語基礎コースも取れなかったので、個人教師を探していたようです。なるべく日本人がいいということで、友人が紹介してくれました。
- 中国語と日本語
こちらでは漢字やひらがなは絵のようだという人もいるぐらいですからね。
ただ、中国語と日本語って同じ漢字でも意味が違うもの、逆の意味のものも割と多いので気をつけないといけません。
私も昔中国語の初歩だけ習ったことがあるのですが、例えば有名な例を挙げると「手紙」は中国語ではトイレットペーパーの意味です。 彼も、勉強しながら「ええ〜中国語ではこういう文字じゃないよ」と呟いています。
中国語学科のフランス人学生は日本語はすごく難しいと言います。中国語って耳から聞いていると何を言っているか分からないので、難しそうに見えますが、文法が割と単純なんです。もちろん、覚えることはあります。でも発音の問題をクリアして文字を覚えれば、それ程難しくはないと中国語学科の学生は言います。でもその発音がとても大変なんですけど。。。
でも、日本人の私たちにはとっては文字を知っているという利点があるので、西洋人より短時間の学習時間でマスター出来ると思います。
でも、普通のフランス人は大抵中国語の方が難しいと思っています。なぜなら日本語は耳から聞いた音程がフランス語と似ているから発音しやすいと思うようです。私の同僚はある時、私たちがたまに電話で日本語や中国語を話すのを聞いて「日本語って音程がフランス語に似てるわね。それに比べて中国語ってなんというか、耳に障る」と私にこっそりささやいていました(笑)。
- 日本語って難しい
私たち日本人も子どもの頃は漢字ドリルで勉強しましたよね。
それに、数字の読み方はPちゃんも言っていましたが、最初は怒りさえ覚えるそうです(笑)。ひとつ、はたち、ふつか、でも二個(にこ)等いちいち読み方が変わりますからね。しかも物によって一匹とか1個、一冊など、いちいち違う名称があって、読み方も数字によって違うとなると、なんて複雑な!と思うらしいです。
数字の読み方が出てくるたびに、Cは恨めしい顔で私を見るので私もつい「ごめんね。でも慣れの問題だから大丈夫だよ」と言います(笑)。
でも本当に慣れの問題です。Pちゃんだって昔は大変だったようですが、今ではもう大丈夫ですから。
フランス語の数字も慣れないうちは「ええ〜と」となりますよね。
なんだかんだ言ってCは飲み込みが良いので大丈夫だと思います。
夏休みの間ちゃんと勉強してくれればいいのですが(笑)。
↑イタリア人の家には必ずあるもの。Cの家には超ミニとミニの二つがあります。
※別のイタリア人の友人Dのところでコーヒーをいれてもらった時に写真を撮ったものをイタリアンカフェとエスニック食材屋さんにupしています。
No comments:
Post a Comment