(今回のはちょっと個人的なことです。)
ある友人が国に帰ります。
すごく親しい仲という訳ではありませんが、彼の名前は私の友だちリストの「心に残る人」の欄に名前を書かれています。(そんなリストは現実には存在しませんけど(笑)。)
「僕は田舎者だよ」と大声で言うのですが、その話し方を見ればそんなの分かります。 人がたくさんいてもものすごい大きな声で話すのでこちらは恥ずかしくなってきますが、本人はお構いなしです。でも大声で話してくれるので聞き返す必要がないのはいいことですね(笑)。面白いというか、憎めない人です。
とても特徴的なキャラクターの人なのですが、実はある人達ともめごとになって、悲しい思いをしたようです。誰かに話したかったらしく、たまたま私にはいろいろ話してくれたのですが「僕と仲良くしている所を見られたら木蓮も仲間はずれにされちゃうかもしれないから気をつけた方がいいよ」とニヤリと笑って言っていました。いざこざがあって辛かったでしょうけど、今は元気になって良かったです。
いつも大きな声で話す、自称田舎者の彼ですが、その割にとても紳士的なので、驚かされました。こう言うと田舎の人は紳士ではないかのような偏見になってしまうかもしれませんね。でも彼が紳士だということを言いたかっただけです。
人間、わがままなもので、もう会えなくなるという時になって、実感が湧くもののようです。なんでもっと会っておかなかったのか、と急に寂しくなりました。でも同時に、彼のことを考えるとなんだか気分が明るくなります。気分が落ち込みがちな時でも、彼に会うと気分が晴れる、というか笑ってしまう、そんな人です。これって貴重なことですよね(笑)。
もうすぐ出発の彼。お互い時間もないので、私は彼が旅立つ日に駅に見送りに行くことにしました。
彼にはまたいつか会えるんでしょうか。「日本に来たかったら私に言ってね」と言っておきましたが、彼が本当に来日したら面白いことになると思います(笑)。少なくとも私にとっては。その日が来ることをひそかに期待することにします。
もし、いつか、小説の真似事でもすることがあれば、彼のようなキャラクターの人も登場させたいなと思わせる、そんな人です。
私の個人的なことであんまり面白くもないことだったかもしれないと思いますが、出発する彼のことを思って、ちょっと書いてみたくなりました。
フランスのリヨンの日常生活で感じた事をざっくばらんに書き留めています。フランス、リヨン情報、外国人の友達、出来事、映画、フランス家庭料理、音楽、独り言。
Blog sur ce que je pense en France, ou bien sur le cinéma, la cuisine, les voyages, les informations de Lyon, etc. J'écris sur la vie française sans détour. Mais ce blog n'est écrit qu'en japonais. Désolé mes chers amis francophones !
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4 comments:
こんにちは。
人との付き合いって、簡単なようでやっぱり難しいんですよね。
合う・合わないは必ずあることですし。
どっちがいいとか悪いとかも見方によっては変わることもあるだろうし。
でも木蓮さんにとって良い友達ならば、遠くにいてもつながりが持てるといいですね。
いえ~分かりますよ~
寂しくなりますよね^^;
普段はなんでもないのに、もう会うことはないなんて考えちゃうと、寂しさ倍増どころか2乗になっちゃいますよね;
縁があれば、またいつか会えるし、別れはその人が何かをスタートする喜ばしい事なんだ、と考えるようにしてます。
応援ぽち♪
◆まあさん、こんにちは。
細かいことは書きませんが、数ヶ月前、彼はとても寂しそうにしていたので、そんな状態でフランスを離れるのはかわいそうだなと思っていました。彼に関する人間関係のことで私にどうこうできることではありませんでしたけど。
でも今は気を取り直しているようなので、良かったと思います。
離れてみないとどうなるか分かりませんが、面白い人だし、つながりがもてるといいと思います。
◆カフェオレさん、こんにちは。
ええ、そうですね。なんだか急に彼はいってしまうんだという実感が湧いてきて、夏休み中に日本食でも作ってあげればよかったとか、いろいろと変なことを思ってちょっと後悔しました。
いざこざのせいで「もうフランスには来ない!」とか鼻息荒くして言ってましたけど、ちゃっかりまた来るかも知れませんしね。とにかく元気でいてくれればいいです。
別れはスタート、本当ですね♪
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