またまた行ってきました(笑)。
もうすぐ黒澤明監督の映画上映期間も終わると思うと、無理してでも行っておこうかと思って、ここのところ映画週間となっています。
黒澤映画以外のも入れると、今週はひょっとするとリュミエール映画館Institut Lumièreの従業員ですか?かと聞かれてしまうぐらい頻繁に足を運んでいることになります(笑)。私の家からリュミエール映画館まではほんとうにすぐなので、帰りの地下鉄や夜道を気にしないでいいので便利です。
私の周りでも最近映画に頻繁に行っている友達が複数いて、いつもにまして〇〇を観に行ってどうのこうの、という話題が多い、映画の秋でもある今日この頃です。
(左のポスター画像は日本語版wikipedia醜聞(スキャンダル)より抜粋。)
というわけで、昨日は黒澤明監督『醜聞(スキャンダル): Scandale(1950)』を観てきました。
あまり良くない批評もあったので、どうなのかなと思いましたが、私は楽しんで観れました。
確かに傑作ではないかもしれませんが、好感が持てる映画とでも言いましょうか。
黒澤映画によく出ている脇役の方達も出てきて、こう言うのも変ですが、久しぶりに黒澤映画の常連さんたちにお目にかかれて嬉しいというか、そんな感じです^-^。
好きなのでしょうがありません。
三船敏郎が若いです。素敵ですね。李香蘭、山口淑子さんも、年代の違う私は、ああ、この方が一世を風靡した李香蘭かと思いながら見ていました。
1950年というと、日本がまだ敗戦から立ち直っていない時期ですね。映画の中で「今まではウジ虫だったけど、来年こそは!」と言って皆で歌うほたるの光は1950年公開、戦後という時代背景を考えると、当時はこのシーンで勇気づけられた人もかなりいたのかもしれないな〜、と想像しながら観てました。
このバタ臭さが気に入らない人もいるかもしれませんが、私はこの時代の匂いを楽しんで観させて頂きました。
醜聞(スキャンダル)の後、クリス・マルケルの監督の黒澤明についてのドキュメンタリー映画『A. K.(1985)』の上映がありました。
映画『乱』の撮影現場での映画進行、映画の撮り方、美術準備、エキストラの方たちのことなど、黒澤監督の映画作りについてです。解説はあまりなく、映像がメインのドキュメンタリーでした。映画作りって大変ですね。私は乱を見た時、ああ、これはロケが大変だっただろうなと思ったんですが、(私は普段映画を見て、そんなこと考える人ではありません^^)細部にまでこだわって作るからこそあんな映画ができるのかと実感させられました。
映画だけじゃなくて、なんでもこだわって仕事をすると、いいものができるのは同じことですね。
フランスのリヨンの日常生活で感じた事をざっくばらんに書き留めています。フランス、リヨン情報、外国人の友達、出来事、映画、フランス家庭料理、音楽、独り言。
Blog sur ce que je pense en France, ou bien sur le cinéma, la cuisine, les voyages, les informations de Lyon, etc. J'écris sur la vie française sans détour. Mais ce blog n'est écrit qu'en japonais. Désolé mes chers amis francophones !
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リュミエール兄弟の街から-- Du quartier des Frères Lumière --
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4 comments:
この映画はまだ見たことがありません。
黒澤映画では、「生きる」と「七人の侍」が強烈に記憶に残っています。
デルス・ウザラの話の続きになってしまいますが、ロシア人に交じって、一人、大活躍するデルス・ウザラに、なんとなく人種的な親近感というか、個人的に頑張ってほしい、と気合いが入りました。
ミハイルコフの「ウルドゥ」(Urduだったと思う…)という映画も、ロシア人とモンゴル人の交流を描いた映画で、とても好きな映画です。
前のコメントのお返事ですが、フランス人って、言いにくいことを言うと、「ちゃんと言ってくれて嬉しい」みたいなことを言いますよね!
あと、かっときて怒っても、根に持たない人が多いような。
日本人は、表面上にこやかでも、ぷっつり連絡が途絶えたりしませんか?
あれは、フランス人の夫には、ものすごい恐怖だそうです(笑)
お仕事が忙しくて
更新できないです~(笑)
でも
ちまちま更新します~♪
pochi!
◆こんばんは、サラさん。
私は黒澤映画の中では『羅生門』が一番印象が強いです。映像と映画自体の美しさで、これはすごいなと思いました。あまりにも印象が強烈でしばらくの間は見たくないと思って、私の中で封印してあります(笑)。
でも、好きというのになると『赤ひげ』です。赤ひげ先生の役柄が好きだというのもありますけど^-^。黒澤映画の時代劇ものも面白くて大好きです!
黒澤プロの回し者だと誤解されても困るので、題名だけ挙げるのはやめにします。でも黒澤映画好きなんです!
たった今、『天国と地獄』を見て帰ってきました。凄いです!これぞKUROSAWA!またブログにちょっと書こうかなと思います。
そうですね。
フランス人って根に持たないですよね!そういう意味ではすごく付き合いやすい人達だと思います。
日本人と話していて「この笑顔は表面上のものなのかどうなのか」と考えてしまう時もたまにあります。コミュニケーションの仕方が違いますよね。日本に行ったフランス人もそのことは指摘してました。
ちなみに、私は真顔で話す習慣がついてしまっているので、ニコニコされると、なんでそんなに笑顔が出来るのかとある意味凄いと思ってしまいます(笑)。
でも、フランスに慣れている日本人だとお互い慣れている同士なので、話しやすいです。
たまになんの恨みがあるのか、在仏日本人に冷たい(同じく在仏)日本人の人っていませんか?私はその妙に冷たい(在仏)日本人というのが理解に苦しみます。
◆カフェオレさん、こんにちは。
お忙しいのに私のブログまで遊びに来てくださってありがとうございます!
応援もしてくださって嬉しいですが、忙しい時は忙しいで、仕方がないんですからブログの更新も出来る範囲で良いと思いますよ。^-^
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