
右のはLa Journée internationale de la Francophonieのマークです。HPはこちら。
現在フランス語人口は2億人だそうですが、
リエゾンがあまり正しく行われていない。例えば、お金の単位のユーロEUROと言うときのリエゾンがおかしい、ということを取り上げていました。
リエゾンliaisonというのは、フランス語の場合は、2つめの単語が母音で始まる時、1つめの単語の末尾に子音が現れる現象です。
インタビューがマルシェで行われていましたが、間違ってリエゾンしている人がかなりいます。
「20 euro」と書いた紙を見せて、これをなんと言うか。「ヴァンズーロ」というお店の人。
でも本当は「ヴァントゥーロ」。vinght euroのvinghtのtとeuroの母音がリエゾンするからです。
「数字の一番最後の子音に続けてリエゾンすればいいだけ。でも単語の綴りをちゃんと知っていないと正しいリエゾンはできない。」とナレーター。
マルシェやスーパーでは数字をはっきりと分かりやすくするためにも金額とユーロの間に間をとっていう人やリエゾンしない人はかなりいます。
数字の場合、ぼそぼそっと呟かれるよりは、リエゾンしていようがしていなかろうが、分かりやすい方がいいですけどね^-^。
リエゾンはしなければいけないものではない。リエゾンすると言葉遣いや話し方の点で、リエゾンした方が格調高くなる。あるいは、話し手との間に距離を置きたかったらリエゾンする。と言語学者のコメント。
でも最近はリエゾンしているように見えて、間違ってリエゾンをしている人が多いようです。ユーロという時、特に「ズーロ」と間違ってリエゾンしている人がたくさんいる。
でも、「ズーロ」という響きがあまりにも当たり前になってきてしまているフランスです。
TF1の該当ニュースが見れます↓
http://tf1.lci.fr/infos/jt/0,,4312148,00-les-liaisons-ne-sont-plus-respectees-.html
よく聞かれるユーロのリエゾン「ズーロ」のコーラスでこのニュースを締めていたTF1でした(笑)。

4 comments:
フランスの人たちは、“フランス語”というものにプライドを持っていると聞いたことがありますが、なるほど、こうやってフランス語について考える日があるわけですね。
にぽぽは日本語はとても美しくて素晴らしい言語(複雑すぎて世界に汎用しないと思いますけど)だと思うのですが、せっかくの美しい言葉は時代とともにどんどん変化していって、しかも若者の流行り言葉を政治家も公式の場で利用する・・・へんな国民(笑)
日本もちゃんと言葉について考えてもいいですね。
応援( v^-゜)σ★★★
はじめまして!
先日はご訪問&コメントありがとうございました^^
σ( ̄∇ ̄;)ミィはフランスって国になんとなく魅力を感じていますが、あまり知識はありません。
これからちょくちょく訪問させていただいてフランスのことを勉強させていただきたいと思いますので、今後ともどうぞよろしくお願いします。
◆にぽぽさん、
外来語を審議して、フランス語を守る法律まで出来ているフランスです(笑)。
私もフランス語を守るというのには賛成です。
この間、大学の先生と話していて、日本語はとても難しいのよね〜、とため息をついていらっしゃいました。
私とはフランス語で話すのでこの先生と直接日本語で話す機会はないのですが、この先生は日本への理解もとても深くて、日本語もとてもお上手な先生です。その先生が、日本語は難しい〜としみじみおっしゃったのが印象的でした。
フランスでは今ちょっとした日本ブームで日本語を勉強している人も結構います。日本に留学するフランス人もぐんと増えたといつだったかニュースでやっていました。日本語を勉強しているフランス人が困るのはジャパニーズイングリッシュだそうです(笑)。
ちゃんとした日本語があるのになんでわざわざ英語で言うの?と聞かれます。しかも発音が違うから分かりにくいそうです。
英語っぽくすればいいってものじゃないですよね。
◆ユージさん、
はじめまして。こちらこそコメントをありがとうございます。
このブログではフランスのことというより、かなりざっくばらんにいろんなことを書いています^-^。
「フランス」ということで、不思議に思うのが、日本でのフランスについての報道ってモードとかケーキとかそういうのばかりに焦点が当てられているということです。
なんでメディアってああなんでしょう、とここで言ってもしょうがないんですけどね(笑)。
私もユージさんのブログに遊びに行かせていただきますので、よろしくお願いします!
Post a Comment