3月20日の今日はLa Journée internationale de la Francophonie(フランコフォニー・国際デー)ということで、フランス語についての話題がニュースで少しやっていました。
右のはLa Journée internationale de la Francophonieのマークです。HPはこちら。
現在フランス語人口は2億人だそうですが、
リエゾンがあまり正しく行われていない。例えば、お金の単位のユーロEUROと言うときのリエゾンがおかしい、ということを取り上げていました。
リエゾンliaisonというのは、フランス語の場合は、2つめの単語が母音で始まる時、1つめの単語の末尾に子音が現れる現象です。
インタビューがマルシェで行われていましたが、間違ってリエゾンしている人がかなりいます。
「20 euro」と書いた紙を見せて、これをなんと言うか。「ヴァンズーロ」というお店の人。
でも本当は「ヴァントゥーロ」。vinght euroのvinghtのtとeuroの母音がリエゾンするからです。
「数字の一番最後の子音に続けてリエゾンすればいいだけ。でも単語の綴りをちゃんと知っていないと正しいリエゾンはできない。」とナレーター。
マルシェやスーパーでは数字をはっきりと分かりやすくするためにも金額とユーロの間に間をとっていう人やリエゾンしない人はかなりいます。
数字の場合、ぼそぼそっと呟かれるよりは、リエゾンしていようがしていなかろうが、分かりやすい方がいいですけどね^-^。
リエゾンはしなければいけないものではない。リエゾンすると言葉遣いや話し方の点で、リエゾンした方が格調高くなる。あるいは、話し手との間に距離を置きたかったらリエゾンする。と言語学者のコメント。
でも最近はリエゾンしているように見えて、間違ってリエゾンをしている人が多いようです。ユーロという時、特に「ズーロ」と間違ってリエゾンしている人がたくさんいる。
でも、「ズーロ」という響きがあまりにも当たり前になってきてしまているフランスです。
TF1の該当ニュースが見れます↓
http://tf1.lci.fr/infos/jt/0,,4312148,00-les-liaisons-ne-sont-plus-respectees-.html
よく聞かれるユーロのリエゾン「ズーロ」のコーラスでこのニュースを締めていたTF1でした(笑)。
フランスのリヨンの日常生活で感じた事をざっくばらんに書き留めています。フランス、リヨン情報、外国人の友達、出来事、映画、フランス家庭料理、音楽、独り言。
Blog sur ce que je pense en France, ou bien sur le cinéma, la cuisine, les voyages, les informations de Lyon, etc. J'écris sur la vie française sans détour. Mais ce blog n'est écrit qu'en japonais. Désolé mes chers amis francophones !
Blog sur ce que je pense en France, ou bien sur le cinéma, la cuisine, les voyages, les informations de Lyon, etc. J'écris sur la vie française sans détour. Mais ce blog n'est écrit qu'en japonais. Désolé mes chers amis francophones !
Subscribe to:
Post Comments (Atom)
Popular Posts
-
実は私、二週間程前からあるものに悩まされています。フランスとは何の関係もありません。 知っている方もいらっしゃると思いますが、「ジベルばら色粃糠疹」というものです。私は今回初めて知りました。ちょっと長いですが、 メルクマニュアル医学百科家庭版 からジベルばら色粃糠疹の部分を抜粋す...
-
フランスでよく見るけど日本ではあまり見ないという野菜について書いてみたいと思います。 見かけが悪いくせに、とても美味しい 根セロリ Céleri-rave(セルリ・ラーブ) 。 根セロリはセリ科の野菜でセロリの仲間ですが、セロリとは品種が違って、根セロリは根っこの部分を食べる品...
-
ラマダン(Ramadan)が始まりました。 フランスにいると、ラマダンやイスラム教についての情報がたくさん入ってきます。 昨日のルモンドでラマダンの開始は今日か明日かとありましたが、今日の朝のFrance2のニュースでラマダンが始まりましたと言っていましたから、ラマダンの月が確認...
-
こういうのって主観的なことで、人によっていろんな意見があると思いますが、私なりにフランス人との会話で気がついたことを少し考えてみたいと思います。(フランス語の学習という方向では書いていません) 態度が相手に与える印象 私がフランスに来たばかりの頃と今では、フランス人と話す時の彼ら...
-
フランスでピアスの穴を開けた時のことを書いておきます。 私は日本にいた頃はピアスを付けたいなんてあまり思わなかったのですが、こちらに来てからいつの頃かピアスをつけたいと思うようになりました。最初のきっかけは、語学学校に通っていた頃に、インド映画を友達とよく見るようになり、美しいイ...
-
前に、本に関わるお手伝いをさせてもらっていると書きました。 本関係と言ってもいろいろありますが、私は大学図書館で働いています。今日はちょっと図書館のことを書いてみます。 こちらで、修士課程の2年目に入る時、先生に大学で日本語を教えてくれと言われましたが、年齢でひっかかってしまいま...
-
以前、フランス人の友人Cがふざけて(それとも真面目だった?) 「僕の奥さんになる人の条件は美味しいラザニアがつくれることだ!」と言っていました。 日本だったら「料理のうまい人がいい!」と言うことはあっても、「ラザニア」と特定する人はあまりいないと思います。 Cの言葉が分かりやすか...
-
イタリア話はちょっと休んで、映画です。 幕末の人斬り以蔵、岡田以蔵の半生を描いた映画、「人斬り」をDVDで見ました。 左のDVDの画像は Amazon.fr より。 1969年公開、五社英雄監督、司馬遼太郎の小説「人斬り以蔵」を元に橋本忍の脚本です。勝プロダクション製作。 人斬...
-
大分前、去年の夏にリヨンでワンタンパーティーをしたというのを書きました。 その時の記事はこちら、 ワンタン: Wuntun 。 中国人の友だちが包んでいる所を私がビデオで撮っていたのがあったので、アップします。 ワンタンの包み方に興味があるという方が多いようなので(笑)。 包ん...
-
フランスでは10歳の節目ごとに誕生日を派手に祝う人が多いです。 普通の誕生日は特に何もしないけど、10年ごとの誕生日には人を招くという友人もいます。近所に住んでいる友人のFは30歳の誕生日でレストランを借り切ってパーティーをし ました。 前もって彼女の妹さんや何人かの有志、...
リュミエール兄弟の街から-- Du quartier des Frères Lumière --
© 2008-2010 All Rights Reserved.
© 2008-2010 All Rights Reserved.
4 comments:
フランスの人たちは、“フランス語”というものにプライドを持っていると聞いたことがありますが、なるほど、こうやってフランス語について考える日があるわけですね。
にぽぽは日本語はとても美しくて素晴らしい言語(複雑すぎて世界に汎用しないと思いますけど)だと思うのですが、せっかくの美しい言葉は時代とともにどんどん変化していって、しかも若者の流行り言葉を政治家も公式の場で利用する・・・へんな国民(笑)
日本もちゃんと言葉について考えてもいいですね。
応援( v^-゜)σ★★★
はじめまして!
先日はご訪問&コメントありがとうございました^^
σ( ̄∇ ̄;)ミィはフランスって国になんとなく魅力を感じていますが、あまり知識はありません。
これからちょくちょく訪問させていただいてフランスのことを勉強させていただきたいと思いますので、今後ともどうぞよろしくお願いします。
◆にぽぽさん、
外来語を審議して、フランス語を守る法律まで出来ているフランスです(笑)。
私もフランス語を守るというのには賛成です。
この間、大学の先生と話していて、日本語はとても難しいのよね〜、とため息をついていらっしゃいました。
私とはフランス語で話すのでこの先生と直接日本語で話す機会はないのですが、この先生は日本への理解もとても深くて、日本語もとてもお上手な先生です。その先生が、日本語は難しい〜としみじみおっしゃったのが印象的でした。
フランスでは今ちょっとした日本ブームで日本語を勉強している人も結構います。日本に留学するフランス人もぐんと増えたといつだったかニュースでやっていました。日本語を勉強しているフランス人が困るのはジャパニーズイングリッシュだそうです(笑)。
ちゃんとした日本語があるのになんでわざわざ英語で言うの?と聞かれます。しかも発音が違うから分かりにくいそうです。
英語っぽくすればいいってものじゃないですよね。
◆ユージさん、
はじめまして。こちらこそコメントをありがとうございます。
このブログではフランスのことというより、かなりざっくばらんにいろんなことを書いています^-^。
「フランス」ということで、不思議に思うのが、日本でのフランスについての報道ってモードとかケーキとかそういうのばかりに焦点が当てられているということです。
なんでメディアってああなんでしょう、とここで言ってもしょうがないんですけどね(笑)。
私もユージさんのブログに遊びに行かせていただきますので、よろしくお願いします!
Post a Comment