フランスのリヨンの日常生活で感じた事をざっくばらんに書き留めています。フランス、リヨン情報、外国人の友達、出来事、映画、フランス家庭料理、音楽、独り言。
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Sunday, March 22, 2009

ヴィスコンティ。"Rocco et ses frères" de Luchino Visconti

旅行やらなんやらで慌ただしかった3月前半でしたが、疲れも完全にとれました。
映画館に行きたい気分です。

近くのリュミエール映画館で何か面白いのやってないかな〜とプログラムを見てみると、あります。
ルキノ・ヴィスコンティLuchino Viscontiの「"Rocco e i suoi fratelli" ; 仏題"Rocco et ses frères"; 邦題"若者のすべて" (1960)」
リュミエール映画館は行きたいと思った時に、バゲットでも買いに行こうという気軽さで行けるのがいいです。
つまり、単に家が近所というだけですが(笑)。


イタリア南部の田舎から都会ミラノへやってきた父を失った家族。堕落と栄光。兄弟愛。現実味があるストーリー。

良かったです。
アラン・ドロンは美しい、でも美しいだけではなくて繊細です。

ボクシングの試合に勝っても沈鬱な表情で、本当に憎らしいものを打ち負かすわけではないのだから、勝つのは簡単だと言うときの、ぶつけ様のない悲しみ。
アラン・ドロンは他にも代表作がたくさんありますが、この映画のアラン・ドロンは素晴らしいです。
石のような固い表情で、もう僕たちは会わない方がいいと言うロッコ。
けなげで兄「シモーネ」の尻拭いをする弟「ロッコ」。それでも兄を守る弟ロッコ。あまりにも人間が出来過ぎのロッコですが、このロッコ役のアラン・ドロンは私が見たアラン・ドロンの映画の中では一番良かったです。


上映時間は長かったですが、ずっと集中してみれました。
挫折していく兄の方も、ああ、なんかこういう人いるなあ〜という感じです。

この映画を観て、イタリア人の友人がイタリアは南と北だと全然違う。南出身だと差別や軽蔑があるのよとぼそっと言っていたのを思いだしました。
南と北の心理的格差も実際にあるのだと言っていましたが、そういうのも感じさせられました。

イタリア・フランス合作映画。
ヴェネチア国際映画祭審査員特別賞受賞。
Nino Rotaニーノ・ロータの音楽も良かったです!

映画ポスターは英語版wikipediaから、アランドロンは映画のワンシーン、イタリア語版wikipediaから。

2 comments:

にぽぽ said...

最近はもっぱら邦画を“DVD”で見ることが多くなってしまいました(^^;
イタリアといえば、トマト、パスタなんて安易に思って旅行したら、ミラノとナポリではお料理も全然ちがって、北イタリアは塩味のお料理が多くてビックリした思い出があります。
そりゃそうですねよ、日本だってそうだものね。
その国に行かなくちゃ実感できないこと、住んでみなくちゃわからない事ありますねぇ。
応援( v^-゜)σ★★★

木蓮 said...

◆にぽぽさん、

私も邦画をDVDで見るの好きです。
最近は映画を観るなら映画館かDVDです。
その方が集中して観れるんですよね。
テレビだとどうもちゃんと観れないんです。ながら見は印象が薄くなってしまいますし。

イタリアの南と北は全然違うって言いますけど、イタリア人の子で南から北に行って変な目で見られて嫌だったと言っていた子がいて、そんなものなのかなと思いました。
本当に、住んでみないと分からないことってありますよね。

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