
Juliette Récamier, muse et mécène
27 mars - 29 juin 2009
行きたいと思っていたので、行ける時に、とさっそく行ってきました。
ジュリエット・レカミエは19世紀フランスのサロンでの花形で、20世紀の人に例えればグレタ・ガルボGreta Garboとかマリリン・モンローMarilyn Monroeのようなイメージのスター的存在だったとオーディオガイドの最初の説明で言っていました。
文人や政治界などのたくさんの重要人物たちと交流を持ちました。
中でもシャトーブリアン(François-René de Chateaubriand)やスタール夫人(Madame de Staël)が有名です。
今回のエクスポジションでは、
芸術家と親交が深く、社交界の花形だったジュリエット・レカミエの芸術との関わり方、
ジュリエット・レカミエをめぐる人物達について、
ジュリエット・レカミエ自身が集めたコレクション、
彫像や絵、版画に描かれた彼女の「ジュリエット・レカミエ像」を浸透させるのに成功した過程、
ジュリエット・レカミエという人について、等々。
かなり開催する側の意気込みが感じられる展示内容でした。

絵に描いてある通りの彼女のサロンの復元もあります。
彼女の時代の服や彼女が履いていたという靴も展示されていました。本当にこんなに小さい足だったのかなと思ってしまいましたけど(笑)。
ジュリエット・レカミエについて wikipedia日本語
リヨン美術館のエクスポジションのページ(フランス語)
ジュリエット・リカミエのエクスポジションのページ(フランス語)Juliette Récamier, muse et mécène
↑今見てみたら、エクスポジションについてのビデオが見れるようになっています(フランス語)。前はこのビデオはなかったので、また変わるかもしれません。
この展示のために絵、肖像、デッサン、版画、家具など170点近くが集められたようです。
音声ガイドが無料で借りられます。
音声ガイドは良かったんですが、一番最初のエクスポジションの説明からして説明が長くて、展示場の説明とオーディオガイドの説明との両方を見て聞いてというよりも、音声ガイドだけを聞くだけでもいい感じです。
音声ガイドの説明をじーっと聞いている人がたくさんいました。
リヨンの彫刻家ジョセフ・シナールJoseph Chinardのジュリエット・レカミエの肖像がとても気に入ったのでアングルの違う絵はがきを二枚買いました。この彫像は普段はリヨン美術館の常設展に展示されています。
エクスポジションのポスターの写真もこの彫像です。
このジョセフ・シナールという彫刻家の線と雰囲気が気に入りました。
6月末までだったらまた見に来ようかなと思うぐらい、いいエクスポジションでした。

20 place des Terreaux
69001 Lyon
Tél. 04 72 10 17 40
Fax 04 78 28 12 45
ホームページ
http://www.mba-lyon.fr/mba/
開館時間は10時 - 18時 (金曜日は10時30分 - 18時) 。
火曜日・祝日は休みです。
ここの美術館は中庭がとても気持ちが良くて、美術館に入らなくても、ここの庭で本を読んだりしている人がたくさんいます。

ひとつ写真に撮ってみました。(写真左)

私が美術館に着いた時には子ども達の団体がいました。(写真右)
引率のお姉さんも大変ですね!

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2 comments:
ジュリエット・レカミエさんは知らなかったのですが、美術館に行くのは好きです(^.^)
ここの美術館のお庭はToulouseにある美術館のお庭と似た感じです☆
◆アイノワさん、
私の同僚がこの展覧会はいいよ、と言っていたんですけど、本当によくまとまっていていいエクスポジションでした。
ジョセフ・シナールJoseph Chinardの作品がなんだかとても気に入ってしまいました(笑)。
ヨーロッパの庭ってベンチがたくさんあっていいですよね。
うちの近くのリュミエール兄弟博物館の庭もとっても気持ちがいい空間です。
暖かくなってきたので、こういう所にも行きやすくなって嬉しいです!
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