フランスのリヨンの日常生活で感じた事をざっくばらんに書き留めています。フランス、リヨン情報、外国人の友達、出来事、映画、フランス家庭料理、音楽、独り言。
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Thursday, April 10, 2008

住居: Logement

フランスに来て、いろいろな住居形態を体験しました。

一番最初はホームステイ、それから一人用の小さいストゥディオ、友達の家にお世話になったこともありますし、大学の巨大な寮(cité universitaire)にいたこともあります。フランス人とアパートをシェアするコロカシオンCollocation。
ひょんなことで、夏の間日本人と友人と二人で暮らしていたこともありましたし、普通に一人暮らしもありました。
どういう形態であれ、それぞれ長所、短所があります。

考えてみると、私は日本にいた頃は共同生活をしたいとは思ったことはなかったような気がします。でも、こちらに来て実際に共同生活をしてみると、良い所もたくさんあると思うようになりました。
共同生活の楽しさを知ってしまってから一人で住んでみると結構寂しいと感じた程です。
私の場合、食事の時がそうです。それに、一人分をつくるのって結構微妙な量なんですよね。一緒に食べないとしても、共同生活だと同居人のやり方を見ることができたりして面白いです。

共同生活の悪い面を挙げれば、一人の時間が少なくなりますし、慣れないうちはやっぱり気を使います。
中でも一番のデメリットは騒音でしょうか。

  • キッチンが共同でも、楽しかった大学寮

昔いた大学寮ではキッチンが共同でしたから、最初は気を使いました。
キッチンが共同のせいで、大学寮はいやだと言う人もいますね。でも、慣れてくるとタイミングがつかめてきます。

よく料理をする人とは顔見知りになるので「後どのくらいで終わる?終わったら教えてね。」と言っておくと、終わった後ドアをたたいて教えてくれます。
それに、いろんな国の人がいましたから、大学寮ではそれぞれの国の料理の仕方を横目で見ていました。

共同キッチンの使い方が悪いと閉鎖されてしまうなど、いろいろと不便なこともありましたが、それも今ではいい思い出です。閉鎖されてしまって、仕方なく別の階まで料理をしに行くと、そこでまた知り合いができます。

大学寮を出た後はあの奇妙な団結した共同生活が懐かしいと感じるほどでした。

  • アパートをシェアしたかった理由

私がコロカシオンCollocation(フランス語でアパートのシェアという意味)をした理由はフランス人の生の生活を見てみたい。フランス語を日常生活で訓練したいというものでした。実際、私はCollocationを通していろいろと発見がありましたし、フランス語の面でも鍛えられました(笑)。
それに、同居人が実家に帰って、私に実家からの手料理を持ってきてくれた時はそのおいしさに感激しました。

  • 気が合わない同居人はやっぱりダメ

どうしてもこの生活はいやだなと思ったのは複数のフランス人とアパートをシェアした時でした。みんな私より随分年下で、性格が合わないというのはあったのかもしれませんが、食事の片付けをしない、掃除もしない、夜中はうるさい。タバコの煙が私の部屋に入ってくる。私が料理したい時には洗い物が山のようで、料理なんかできる状態ではありません。

友達のフランス人にそのことを言うと、必要なものだけ洗って食事すれば良いんじゃないのと言う人がいました。でも、洗うんだったら全部洗ってしまいます。その方がすっきりしますからね。
今の私だったら、そのままにしておくと思います。その前にそういう人達と一緒には住まないと思いますけど(笑)。

でも、一番嫌だったのはドアの鍵穴から私の部屋を覗いていたらしき痕跡を見つけたときです。本当は覗いてはいないかもしれませんが、他にも個人的に嫌なことがあったので、そのアパートは出てしまいました。やっぱり一緒に住むんだったら、お互いに尊重できて、気が合う人とですね。

感覚の同じ人との共同生活は本当に楽しいです。そういう人だと、何かあっても、話せば分かってくれますし、改善するように努力はしてくれます。

  • 騒音のことで手紙を書いたら。。。

共同生活で困るのが騒音だと書きましたが、そのことでひとつ面白いことがありました。
一番最初にシェアをした時はフランス人一人とでした。
翌日はテストだったという夜。当時の同居人は友達と夜中3時まで騒いでいて、私の方は眠れないし、いい加減にしてほしいと思いました。
布団の中にいるし、面と向かっては言いにくいので、翌朝メモに書いて置いておきました。
すると、お詫びの印に私に花を贈ってくれたのです。わざわざお花を買ってくれなくてもいいのに、これにはちょっとビックリしました。でも粋な謝り方で同時に感心しました。

彼が言うには「言ってくれない自分ではうるさいっていうことがわからないから、なんでも言ってくれ」とのことでした。

夜騒がないのは常識ではないかと思っていたのですが(笑)。でも、自分が友だちとパーティーをするとうるさくなりますから、こういうのはお互いさまかもしれませんね。

フランスでは意思主張をすることは大事です。黙っていても分かってくれるんじゃないかという日本文化とは違います。
でも、言いたいことを言う時はきつく言うのではなくて、やんわりと言わなくてはいけないので、最初のうちは結構言い方に気を使います。言えば大抵は分かってくれるので、慣れてくるとフランス人とはとてもつきあいやすいと思います。


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