フランスのリヨンの日常生活で感じた事をざっくばらんに書き留めています。フランス、リヨン情報、外国人の友達、出来事、映画、フランス家庭料理、音楽、独り言。
Blog sur ce que je pense en France, ou bien sur le cinéma, la cuisine, les voyages, les informations de Lyon, etc. J'écris sur la vie française sans détour. Mais ce blog n'est écrit qu'en japonais. Désolé mes chers amis francophones !
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Friday, April 18, 2008
私の同居人と日本語 雑感
私の同居人Pちゃんがまだ帰ってきません。今日はとても仲の良い友人Fちゃんのところに昼から行っていて、さっき携帯のメールに「遅くなるけど心配しないでね」とメッセージをくれました。
Pちゃんは日本語学科のマスターの学生です。日本にも一年間交換留学をしていたし、容赦なく間違いを直す私の特訓の成果もあり、知り合った頃に比べると日本語が本当に上手くなりました。
特に聞き取りは私の早口の日本語を聞き取るぐらいですから、相当のものです。
でも、あまり日本語でばかり話されると私がフランス語を話さなくなるので、お互いにフランス語と日本語両方で話すようにしています。そんな、Pちゃんですが、それでも、自分のフランス語なまりが気になるようで、私に直してくれといつも頼んできます。
でも、なまりって直さなくても良いと思います。私は昔日本で英語を勉強している時、できるだけネイティブのように話したいと思っていましたが、今は言っていることが理解できるのなら、なまりが合った方が却ってご愛嬌があって良いと思うようになりました。私がフランス語学校にいた頃、クラスメートの外国人も大体、フランス語を聞くと大体どのあたりの国から来たのかアクセントで分かりました。まるでフランス人みたいに話す人がいると、そういう人は大抵フランス人と結婚しているけど語学校に来ているという人が多いです。
日本人のように話したいというPちゃんの気持ちはよく分かりますが、そのためには、例えば幼少期から日本語を聞いていたとか、そういう経験がなければ難しいでしょう。
フランス人にとって難しいのはアクセントで例えば「橋」と「端」の違いです。文脈で意味は分かっても、自分で言った時に上手く言えないのが嫌なのだそうです。
Pちゃんは日本語が大好きです。そんなPちゃんが日本語を勉強していて難しいと思ったのは、日本語は擬態語がものすごく多いということ。例えば、すらすらと答える。ぺらぺらと話す。ああ、そう言われれば、感覚的なもので、分かりにくいでしょうね。それに、ジャパニーズイングリッシュ。英語の単語をカタカナで書くことが多くなりましたが、外国人にとっては分かりにくいようです。漢字の読み方の例外が多い。敬語の使い方。等々ありました。
ところで、Pちゃんの友人、Fちゃんは日本への交換留学が決まっていたのですが、行けることが決まった頃、彼女ができてしまいました。「できてしまいました」というのは、彼女と自分の為にフランスに残ることを決めて、結局行かなかったのです。日本語学科に在籍している人なら日本へはぜひ行っておいた方が良いと思うのですが、恋人と一緒にいることの方が大事なのでしょうね。
私は彼が日本へ行くための動機書などの手伝いをしていて、行けると分かった時、嬉しかったのですが、行かないということが分かり、ちょっとがっくりしました。でも、彼女と離ればなれになりたくないという気持ちは分かります。フランスでは、恋人同士が長期間離ればなれでいるのは信じがたいことだそうで、単身赴任という概念が割と一般的な日本とは違います。Pちゃんに「Fちゃんが日本に行かないなんてもったいない」と言いましたが、Pちゃんは「フランス人にとってはFちゃんの行為は当たり前だ」と平然としていました。
書いているうちにPちゃんが帰ってきました。良かったです。安心しました!
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