ボジョレーというとすぐボジョレーヌーボーを思い浮かべるかもしれませんが、ボジョレー地区の中にもワイン畑の範囲の限定されたワイン産地があります。 前からワインのカーブ巡りというものをしたかったのですが、それにはどうしても車が必要です。(私はこの歳でまだ免許も持っていませんから、車ももちろん持っていません。)それにフランス人だからってみんなワインが好きだという訳ではありませんし、ワイン好きな人でも、わざわざカーブ巡りを頻繁にしているという訳ではないんです。
でも、頭の片隅ではいつか必ずカーブ巡りをしてみたいと思っていました。そして、ついにその「いつか」がやってきたのです(笑)!
行けることになった時はうきうきしてしまいました。
丁度もうすぐボジョレーヌーボー解禁日という時、こちらで何度かお世話になっている方に会いました。季節柄、ボジョレーヌーボーの話題になり、その方はカーブ巡りを何度かしたことがあるというのです。「もし次に行くことがあったら一緒に連れて行っていただけませんか」と聞くとあっさりOK。
「今度のボジョレーヌーボーの解禁の後、久し振りに行きたいと思っていたから一緒に行こう。」とトントン拍子に行くことになりました。
この日はとてもいい天気でしたが、とっても寒い日でもありました。ボジョレーに着くとMorgan(リンクはフランス語です)という産地のひとつのカーブに入りました。
写真は味見の時(↑)とカーブの入り口(↓)の写真です。
試飲できるところがあって、ワインを試飲している人たちがいました。
さらに進むとワインを選べるスペースがあって、また奥の方にカーブへ入るドアがあります。 ボジョレヌーボーを味見してから、ここのMorgonのワインも味見しました。しっかりした赤です。ボジョレーヌーボー1本とMorgonの赤を買いました。ヌーボーの方は帰ってからすぐに飲んでしまいましたが、Morgonの普通の赤は少なくとも半年は寝かせた方がいいというので、まだ開けていません。
いつ飲もうか楽しみです。
(追記: ちなみに、この時の赤はリヨンのフランス人の友だちと飲みましたが、皆で美味しい、美味しいと言って飲みました。)
ここにはAnjouからワインを売りにきているご夫婦がいました。アンジューはロゼが有名なのでロゼを試飲させてもらうと、さっぱりしていてフルーティーでとても美味しいです。白も飲ませてもらうと、なんともいえず滑らかで甘くて感動しました。結局試飲させてもらったワインを二つとも買ってしまいました。ちなみにこのご夫婦の息子さんは日本へワインの販売に行っているそうです。
秋のワイン畑を目にしながら、Fleurieのカーブに入りました。Fleurieはボジョレー産のワイン中では一番女性的なワインと言われているそうですが、確かに白を味見させてみるととってもやわらかいです。いろいろ廻ってみて思ったのは、ボジョレーヌボーも口当たりがあっぱりしていて美味しいのですが、やっぱりヌーボーは季節ものです。
ボジョレーヌーボではないボジョレー産のワインを味見すると、香り高くてとても美味しいです。そういうおいしいワインはお値段の方も結構しますが、日本で買うことを考えれば安いです(笑)。
その後、ちょっと離れているBeaujeuという村へ行って、軽く食事をしてからリヨンに帰ってきました。
カーブ巡りは楽しいです。カーブで味見をするととても美味しいのでついつい買いたくなってしまうのがいけません。
田舎の景色を横にみながらのドライブもとても気持ちがいいものです。
大満足のボジョレーでした。
2 comments:
ワインカーブ巡り!
羨ましい!ホントに羨ましい!
私は、お世辞にも口が肥えているとはいえず、「違いのわからない女」を自任しているほどですが、でも、時々うっとりするくらい素敵なワインに出会うことがあり、そんな時はとっても幸せ^^
でも、おっしゃる通り、そう簡単にチャンスに巡り会えるものでもないのでしょうね。
フランスに長く住んでおられるからこそ、という体験でしょうか。
いいな~、行ってみたいな~・・・。
カーブ巡り楽しかったです。ほろほろ酔い加減でいろんなカーブを巡るので余計楽しいんでしょうね(笑)
味見してみると、一口飲んで、「んっ、これ美味しいじゃないの」もう一口飲んで「うん、やっぱりいける!」三口目ぐらいだと「うーん、欲しい」となってしまうので困ります。
そうなんですよね。自分から連れて行ってくれとはなかなか言い出せないし、言ったとしても、よく知らない人だと場所も分からないと思います。私の場合は本当に運が良かったです!(フランスでは日本ほどカーナビは普及していません^^)
今度お連れしますよと言いたいところですが、私だけではどうしようもないんですよね。何しろまだ車の免許持ってないんです^^
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