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Thursday, June 19, 2008

殺しの分け前/ポイント・ブランク:Le Point de non-retour(1967)


John Boormanジョン・ブアマン監督 
「殺しの分け前/ポイント・ブランク(1967)
原題Point Blank ; 仏題Le Point de non-retour」
(写真はhttp://www.allocine.fr/から。)

この映画を観て、私はルイ・マルの「死刑台のエレベーター」を連想してしまいました。ストーリーは全然違うんですけどね。
なんていうか、死刑台のエレベーターもジョン・ブアマンのポイント・ブラックも両方とも独特の緊張感というか、コンクリート感というかそういうものを感じます。
私はこの手の映画は好きです。


主役のLee Marvinリー・マーヴィンがやたらと役にあっていました。はまり役ですね。この人じゃなかったらこの映画もこうは撮れなかったでしょうね。ちなみに制作会社からこの映画の撮影を途中で止めさせられそうになったところ、リー・マーヴィンの一声で最後まで撮影をすることができたそうです。細かい所も丁寧に作られていると思いますし、フラッシュバックで同じ映像が時々繰り返されるのが、夢の中の話なのかという効果があって良かったです。

今の時代はこういうタイプの映画は作れないでしょうね。この映画の空気、これは昔の映画だからこそ作れたものだと思います。

いつものようにInstitut Lumiereで見たんですが、映画の上映の前に評論家の方の講演がありました。

説明の中で例に出てきたジョン・ブアマンの「太平洋の地獄(1968)HELL IN THE PACIFIC(仏題DUEL DANS LE PACIFIQUE)」も見たくなりました。リー・マーヴィンと三船敏郎がたった二人だけ出ている映画です。7月上旬にInstitut Lumiereで上映するので観に行きたいです。

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