見るきっかけになったのは、私が日本語を教えているCのおかげです。
Cは映画について博士論文を書き上げた映画のドクターです。ある日、日本語を教えにCの家に行った時なにげなく、なにかお奨めの映画はない?と聞いてみると「ウーン、そうだな。洋画はどう?(私はいつもCからは日本映画ばかり借りています。こちらで珍しい邦画をたくさん持っているからです)」そしてたくさんのDVDの棚の中から「あーこれは最近見たんだけどすごく良かったよ」と言って出してくれた中の一つが「イブの総て」でした。
<ストーリー>
満場の拍手喝采の中、スターの座を手にしたイヴ。恩人である大女優を欺き、数々の策謀を巡らせてついに演劇界の頂点にのし上がった。しかし、そんな彼女を陰で見つめる少女たちがいた。まるで大女優を夢見ていた頃のイヴのように……。大スター、ベティ・デイビスの貫禄に圧倒され、野心的な新進女優、アン・バクスターのきらめきに魅了される必見作。マリリン・モンローの出世作でもある。(Amazon.co.jpの「イヴの総て」から抜粋)私は昔の映画は好きなんですが、この映画は特に自分が見たいということでもなかったので、Cから借りてからもしばらく私の本棚に収まっていましたが、英語の練習のためにも見てみようかと思ってなにげなく見てみると、これがもの凄く面白いではありませんか!
俳優のしっかりした演技に加えて、中盤からだんだんとイブが仮面を脱いでいく様子も見物です。シナリオが良く出来ていて、映画の流れの見せ方がいいです。その年のアカデミー賞をほぼ独占したというのも頷けます。ベテラン女優のマルゴ役がベティ・デイヴィスBette Davis、イブ役がアン・バクスターAnne Baxterです。マリリンモンローは端役で出ています。それと昔の映画だけあって、英語もはっきりと話しています。このまま英語の教材になりそうです(笑)。。。と思ったら、やっぱり。「イヴの総て」の英語教材がありました^-^。
私は気に入った映画は何度も見たくないタイプなんですが、この映画はなぜか何度も見たくなるような映画です。このはっきりした英語の話し方が心地よいです。
Cのおかげでいろんな映画が見れるのでCには感謝しています。
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