フランスのリヨンの日常生活で感じた事をざっくばらんに書き留めています。フランス、リヨン情報、外国人の友達、出来事、映画、フランス家庭料理、音楽、独り言。
Blog sur ce que je pense en France, ou bien sur le cinéma, la cuisine, les voyages, les informations de Lyon, etc. J'écris sur la vie française sans détour. Mais ce blog n'est écrit qu'en japonais. Désolé mes chers amis francophones !

Saturday, September 6, 2008

ペットを飼うならSPAで

先日、同僚のMと夏休みの話をしていて、彼女の犬の話になりました。

写真をデスクトップの壁紙にしていて、私が「とってもかわいいワンちゃんだね〜」と言うと「"S.P.A."で見つけたのよ」と教えてくれました。リヨンの南西のBrignaisというところのSPA事務局に行って見つけたそうです。

  • S.P.A.
  • S.P.A.というのはLa Société Protectrice des Animauxのことで1845年に設立された動物保護の組織です。
    「エスペーアー」と言います。
    ペットを飼いたい人はSPAで探すことができますし、ペットがいらなくなった人のためにペットを置いておくスペースもあるそうです。SPAはフランス人なら誰でも知ってるそうで、私の同居人のPちゃんが小さい頃飼っていた犬もSPA経由で探したそうです。

    SPAでは毎年45000匹もの猫や犬を受け入れているようです。動物の保護活動として、動物の密売、アザラシ狩り、毛皮貿易に対しての反対活動もしています。

    SPAとは別にConfédération Nationale des S.P.A. de France (CNSPA) という1926年に設立された組織があって、こちらの方は主に捨てられた動物の保護と里親探しをしています。


    ヴァカンスで家を空ける時にペットを捨てる人がいるので、動物を捨てないでという呼びかけをしています。
    動物を捨てないでという今年のスローガン↑。

    «Les abandonner, c'est pas cool !»
    「ペットを捨てるのはcoolじゃない!」


    スローガンの画像はConfédération Nationale des SPA de France(フランス語)より抜粋。

    ペットの引き取りに興味のある方は、下のページでフランス各県のSPA事務所の連絡先を探せます。
    犬や猫の種類、年齢、どんな動物がいるかも分かるようになっています。

    Adresses des S.P.A. Confédérées(フランス語)

  • 名前について
  • ちなみに同僚Mの犬の名前はDiabolo(ディアボロ)。フランスでは年ごとに犬に付ける名前の頭文字のアルファベットが決まっていて、同じ年に生まれた犬はその年ごとのアルファベットで始まる名前をつけます。今年、2008年生まれの犬はDで始まる名前をつけることになっているので、MはDiaboloにしたんですね。

    ただ、A〜Zまで見るとフランス語で名前を付けにくいのもあるので、« K », « Q », « W », « X »,« Y »は名前アルファベットのリストから削除されています。名前の選択肢が限られているからです。
    ちなみに、1952年生まれの犬の頭文字はZで4匹に一匹はZorroという名前が付けられたそうです。

    でもこの決まりをフランス人全員が守っているわけではないので、その年のアルファベットに関わらず自由に名前を付ける人ももちろんいます。

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    10 comments:

    Anonymous said...

    こんばんわ
    (ほんと挨拶が難しいですね)

    とても興味深い話でした。
    でもそれ以上に「ヴァカンスだからペットを捨てる」ということにショックを受け頭を抱えてしまいました。
    今、目をつむり心を落ち着けましたが怒りを抑えれません。
    考え方の違いでしょうか?
    。。。。。

    名前で犬の年齢が解るというのもおもしろいですね。

    瑞穂 said...

    ◆おはようございます、さんさん!
    (こちらは夜なんですけどね^-^)

    本当にヴァカンス前にというのは腹が立ちます。ヴァカンス前にペットが捨てられる率が増えるのはフランスに限ったことではなく、イタリアでも社会問題化しているそうです。

    確かにこちらのヴァカンスは日本とは比べ物にならないぐらいとても長いので、ヴァカンスの間にペットの面倒を見てもらえるところがない場合は、困るでしょうね。だれか他に拾ってくれると思って捨てるのでしょうか。。。
    実際にペットを捨てた人は知らないのでなんとも言えませんが。
    フランスでは野犬も日本のように殺さないので、どっちにしてもSPAが面倒を見てくれると思っているのかもしれません。

    Anonymous said...

    こんちー^^
    サイト、リニューアルされたんですね。
    間違ったかと思ってちょっとびっくりしてまいました^^;
    わんちゃんの名前のつけ方にももっとびっくりしました。
    面白い習慣ってあるんですね^^

    これからも応援ぽちり♪

    瑞穂 said...

    ◆カフェオレさん、こんにちは!
    ええ、テンプレートを変えてちょっと気分を変えてみました。(大分かもしれませんね^-^)
    私も犬の名前のつけ方には最初ちょっとびっくりしました。ベルギーやカナダのケベックでもそうらしいです。

    いつも応援ありがとうございます♪

    Anonymous said...

    木蓮さんこんにちは!★はるるん★です。

    毎年夏に日本に長く帰るので、我が家のワンちゃんの
    ホテル代(1日13,50ユーロ・約2000円)x50日分(10万円!)を
    10ヶ月かかって積み立てておきます。

    子供分の飛行機代往復ぐらいかかりますが
    家族の必要経費と考えて貯金します。
    ・・・がフランス人はあまり計画性の無い方も
    いらっしゃいますから、困った事になるわけで・・・。

    うちの犬は『U』の年生まれで、
    何か日本語名をつけようと考えたのですが
    オスの名前だと『浦島太郎』しか浮かばず却下!
    結局前の飼い主さんの命名のままにしました。

    犬のワクチンを夏休み前に打ってもらったら
    法律が変わって、なんと『犬ののパスポート』を
    購入させられました・・・!
    ヨーロッパ市民(?)になったんですよ〜!

    それではまた。★はるるん★

    瑞穂 said...

    ◆こんばんは、★はるるん★さん!
    本当に飛行機の往復代になっちゃうんですね。

    そのぐらいかかるのならフランス人で収入の少ない人達にとっては大変でしょうね。でも、今年は購買力の低下でヴァカンスに行く人も例年に比べて減少したと夏休み中のニュースでやっていましたから、ペットを捨てる人も例年に比べて減ったかもしれませんね。皮肉な言い方かもしれませんけど。

    ペットを飼うといろいろと大変ですね。家族が一人増えたという感じなんでしょうね。私は前の同居人の猫ののみに襲われて以来、トラウマになっています^.^。

    Anonymous said...

    あんなに人も荷物も乗っかってて、車動くんですね~(驚)!

    日本も、ワンコやニャンコを捨てちゃう人が増えていて、だったら飼うな!と思いますよ、ホントに!
    10年15年生きるんだから、その覚悟がないなら飼っちゃダメですよ!プンプン!!

    その反面、こういう里親の活動は素晴らしいなと思います。
    にぽぽの家は1匹で手一杯ですが、ご近所に里親になってワンコちゃんを育てているご家族がいます、素晴らしいことだな~と思いますよ、ほんと。

    瑞穂 said...

    ◆にぽぽさん、こんばんは!
    人によってペットを飼う理由も違うと思いますが、普通はペットも家族の一員ですよね。飼うのならちゃんと面倒を見てあげたいですね。

    私の友だちで夏休みの間猫を友だちに預かってもらっている子がいました。預ける子のうちにも猫がいて、猫同士仲良く出来るかどうかのテストなんかして、事前準備に時間がかかったようです^-^。

    Anonymous said...

    犬の名前の付け方、知りませんでした。
    近所にwoodyという犬がいるけど、あれは、wの年生まれだったのかな??
    かなり年寄りなので、だいぶ昔に生まれたんだと思います。

    ジットとかでも、ペットOKというところが結構ありますよね?
    私は、逆に動物の毛でアレルギーが出るので、ペットOKのホテルは避けるようにしています。

    すごく小さい頃、捨て犬が家の庭に紛れ込んできて、そのまんま居ついてしまい、家の商売上、犬を庭に置けなかったので、親が車に乗せて、すごく遠くに捨てに行った、という悲しい思い出があります。
    こういう団体があったらよかったんですけどね。

    瑞穂 said...

    ◆サラさん、
    フランス人でも勝手に名前つけてる人もいると思いますよ。でも守ってる人もたいますからね。守ってる人とそうでない人はどのぐらいの割合なんでしょうかね。

    本当にSPAみたいにペットの保護や里親探しをしてくれる団体があるといいですよね。こういう団体があるから捨てる人も安心してるのかもしれませんね。フランスではSPAは有名らしいですから。

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