ところで、フランス人の中にはしょっちゅう風邪をひいてる人が結構います。
理由はいろいろあると思いますが、私が理由のひとつに数えているのは、手洗い・うがいをしないこと。
- 手洗い・うがいの文化がないフランス
うがいもされている方が多いのではないでしょうか。
フランスも去年あたりはテレビの政府のCMで手洗いを促すものがありましたし、最近は手洗いに関しては、する人が数年前に比べてちょっと増えたと感じます。
でもトイレに行って手を洗わない人も多いんですよ〜。
最初見たときは信じられませんでしたが、フランスでは結構そういう人もいるのが現実なんです。
日本が清潔すぎるのも否めないと思いますけど、フランスでは衛生感覚の違いで驚くことって結構あります。
19世紀のフランスの公衆衛生の悪かったのは有名だと思いますが、2008年の今でもフランス人の衛生感覚は疑問符がつくことが多いです。
手を洗わなければ、菌は広がります。
私の職場はさすがにみんな手を洗ってますが(笑)、同僚に風邪を引かれるとあっという間に広がります。空気が乾燥しているので、菌も元気に飛び回っているんだろうな〜と思います。そこで、私が徹底して普段から心がけているのは「うがい」です。喉についた菌を洗い流すだけで随分違います。それに気持ちがいいし、気分的にも安心です。夏でも外から帰ると必ずうがいします。
私は「あ、これはやばそうだ」と思った時は紅茶でうがいをします。 かなり前から日本では紅茶でうがいってよくテレビなどでも取り上げられていましたけど、私はフランスに来てもそのおかげであまり風邪をひきません^-^。
「紅茶でのうがい」については、参考までに下のリンクをどうぞ。他にも探すといろいろ出てきます。
あなたの健康百科 紅茶に感染阻止する作用
人が集まる所や風邪を引いている人の近くに長くいるとどうしても菌を貰いがちですから、念入りにうがいします。たかがうがいですがそれだけのことなのに随分違うものです。
- はてなマークのフランス人のアスピリン信仰
「ああ、なんか喉が痛い。今夜はアスピリン飲もう!」
(←写真はフランスのアスピリン・鎮痛剤。水に溶かして飲みます。上のDolipraneドリプランは常備しているフランス人家庭が多いと思われます)
アスピリンって鎮痛剤ですから、頭痛があればそれはそれで良いと思います。それに、よく眠れるというのもあるようですが、日本人の皆さんは喉が痛くてアスピリンを飲みますか?
ここ最近、私の周りで風邪をひきそうに(そのうち二人は立派にひきました)なった時、みんなが「アスピリン飲もう。」「アスピリン買いにいこう。」と言っていました。
それを聞くたび、私は「ああ、ブルータスおまえもか!」じゃないですけど(意味は違いますけど、なんだか好きなんです、このフレーズ。^^)あなたもですか!と心の中で思ってました。 それでアスピリンを飲んだらしいんですけど、風邪を引いてました。
風邪の引き始めにはアスピリンだと思っているらしいんです。
不思議に思って聞いてみました。「頭痛いの?」「いいや、痛くない。」「じゃあなんでアスピリンなの?」「(当たり前という顔をして)風邪ひきそうになったらアスピリンだよ」アスピリンで痛みは無くなっても、風邪が治るわけではないと思うんですが。まあ人には人のやり方があるのでそれ以上はつっこみません。
でも、普段からうがいをしてた方がよっぽどいいと思うんですけど^.^。
中国人の友だちも病気になる前から健康管理をすると言っていましたが、(中国医学って基本的に予防医学の要素が強いですよね)私も外国にいることもあって、健康管理は気をつけるようにしています。
私は職場でも同僚が咳をしていると、席を立ったついでにうがいをします。でも、うがい文化のないフランスでうがいを(しかも紅茶で)しているの知られれば奇異の目で見られるでしょうから、職場では見られないように気をつけています(笑)。
私の同居人のPちゃんも私がうがいをしていると面白そうに見て、ひどい時は格好だけ真似し始めます。格好だけじゃなくて本当にうがいしてくれればいいのにと思いますが。「フランス人はそんなことしない」と言い張るんですよね。
- 湿度が恋しい時
でも、湿気を保つのは結構大変です。換気もしたいけど湿気も保ちたい私。加湿器なんて買う程病気がちな訳でもなし。蒸気の出るものなんかで保湿をします。 これを書きながら思ったんですが、お鍋なんかは良いですよね。
中国の火鍋なんかも辛いし、おいしいし、体も温まるのでそろそろしたいです。火鍋のもとはこちらのアジアスーパーで買えます。
日本はまだそれほど寒くもないと思いますが、フランスは本当に風邪に気をつけないといけない季節になりました。
皆さんもお体はご自愛下さい。
14 comments:
こんにちは、木蓮さん。
私もうがいと、手洗いは良くしています。うがいは外から帰宅した時はすぐに、手洗いは
しょっちゅうですね。
これから日本も寒くなっていきますが、風には注意したいですね。万病の元なんて、言いますからね。なぜか、最近は風が引かなくなりました。・・・は風ひかん、言いますから。
それから、鍋料理はいいですよ。日本では、これから鍋が多くなりますね。種類ずいぶん増えました。最近では、カレー鍋、キムチ鍋などのスープも市販されていますから。おでんもいいですね。フランス人は鍋料理なんて好んで食べますか?鍋には何を入れても合いますからね。美味しい季節は目の前です。
そう言えば、風邪予防のポスターって病院で見た事ないかも。
手を洗ったとしても、石鹸をちゃんと流してない人も多くないですか?
温風も5秒くらいし当てて終わり。。。
トイレを暖めてるだけなのでは?といつも思ってます(笑)
私は日本に帰ると必ず風邪ひきます。。。
一昨日日本に着いたんですが、やっぱり引きました。。。
そして、肌も荒れます。
スネに湿疹のようなものが出たり、ニキビもドバーッと出ますよ。。。
フランスの方が体調がいいんです。
不思議(笑)
へ~
そんなのあるんですね^^
紅茶でうがい
勉強になりました♪
ウガイ凄く勧められました。
帰ったらウガイしてねって^^
あと、手洗いしないのはビックリですね・・・幻滅してしまいますね。
応援ぽち^^
木蓮さん、色々調べて頂いて、ほんとに参考になりました。
うちの夫もドリプラン大好き人間です。
冬の間、毎日でも飲みかねない勢いです。
私も、アスピリンの風邪予防効果には全然信頼を置いていないんですが、夫によると、まったく人体に害がなくて、寝る前に飲むと疲れが取れて、飲むとどんな症状もよくなるんだそうです。
その割に、よく調子が悪くなっていますが(笑)
男性って、良かれと思って何か言っても、全然言うことを聞かないので(私の周りの人は、ですが)ほっていますが、あんなに飲んで大丈夫なのかな?って心配になります。
にぽぽも、喉から風邪ひくタイプなので、手洗いうがいはかかしません。
そして、恐怖の通勤電車は風邪の菌の宝庫なので、近くに鼻じゅるや咳ゴホの人がいたら、すぐさまマスク着用します。マスクも携帯必須です。
アメリカの小説読んでいても、アスピリンアスピリンって出てきますねぇ。
手洗いうがいしてても風邪ひいたかな?とおもったら葛根湯派です。
風邪じゃなかったとしても、葛根湯は肩こりにもいいって書いてあるしね(笑)
木蓮さん、「紅茶でうがい」実験でも実証されててとてもタメになる情報をありがとうございました!
そしてさっきサラさんのブログで書いてましたがアスペジック・・・アスピリンだと知りつつなぜか私は効くんです~。何も知らない頃にステイ先で刷り込みされたせいなのか・・。「ブルータス、お前もか」なアイノワです(苦笑)
日本も気温の差が激しくて風邪が流行っています。私はうがいとプロポリスで予防をしています♪
◆machanさん、こんにちは!
一度フランスで大変なことになったことがあって、それ以来手洗いはもちろん、職場でも気になったらうがいもするようにしています。本当に風邪は万病の元でこじらせたら大変ですからね。
こちらでは日本式の鍋は fondue chinoiseと呼ばれていて、つまり中国式鍋料理とでもいう意味になりますかね。 fondues bourguignonneブルゴーニュ風フォンデュ、 fondues savoyardeチーズフォンデュと合わせてfondue chinoiseと言ってやる人もいます。でも日本式の鍋料理は日本ほどできません。それとガスコンロは安全上の問題で日本のようなものはありませんから、電気になります。(ガスコンロもあるにはあるんですが、日本のとは全く違うもので鍋には適しません)電気で鍋をするぐらいだったら、こっちの人はラクレットをしようってことになります。
それに文化が違うので、暖まる料理もフランス式のもので、鍋とは違う感じです。鍋じゃないですけど風邪や病気になるとスープを飲んでますよ。消化もいいし暖まるしこちらの人に取って、スープは冬の食べ物のようです。
こちらで鍋をやりたい場合は携帯電気コンロがある人はそれでできますが、そうでない場合は、レンジで鍋料理をつくって、それを取って食べるという感じですね。
そういえば、日本に行って鍋料理の大ファンになって、土鍋を買って帰った強者のフランス人もがいます。冬になると鍋はいいですよね。
◆夜日子さん、こんにちは!
日本からなんですね!長旅お疲れさまでした。でもさっそく風邪をひいちゃったんですか。お大事にしてくださいね。
飛行機のせいもありませんか? 私10年ぐらい前に飛行機の中で風邪をもらって、大変なことになりました。その時はアメリカへ行ったんですけど、着いてからしばらくして緊急病院に行きました。高熱に声もでなくて大変でした。良い経験でしたけどね。
私もフランスでは体調はいいんです。でも同僚が風邪をひいたり、風邪を引いた人の横に長い間いなきゃいけない時があるのでそんな時は、移されるもんか!とうがいします。
そうですね。手を洗ってもちゃんと流さない人いますね。お皿を洗って洗剤をちゃんと流さない人もいませんか?フランスだけでなくドイツとかもそうらしいですが。
◆カフェオレさん、こんにちは!
紅茶でうがいってあんまり知られてないものだったんですか。私は日本では結構知られてるんじゃないかと思っていました。私はかなり前、12年前ぐらい前にアルバイト先のお姉さんまでが紅茶のうがいのことを話していたのを今でも思えてます。出がらしでもいいんですよ。
日本の衛生感覚から見ると、他の国は信じられないようなのがたくさんありますよね。フランスもその例にもれません!
私はそういうのに免疫をつけるようにもしてます^-^。あんまり抗菌に慣れているとそうじゃない環境ですぐ病気になっちゃいそうですからね。
◆サラさん、こんにちは!
私の周りにも今風邪引いてる人がいるんですよ〜!私も風邪引かないようにうがいしてます^-^。アスピリンのこととか不思議に思うこともあったし、自分で気をつけようと思ったのもあって風邪の予防(とはいえ、手洗いとうがいだけなんですけど^^)書いてみました。
私三年ぐらい前に angineになってつばも飲み込めなくて大変な目にあいました。抗生物質とか飲まなきゃいけないし、私はその時「私は日本人だから、フランスの強い薬には慣れていないので、そこのところも考慮してください。」って声も出なかったのでメモに書いてお願いしました。それで胃腸の薬も合わせて出してくれましたよ(笑)。
本当にフランス人はアスピリン好きですよね。ある時、「最近眠れないんです」ってホームドクターに言ったら「アスピリンを飲むといいよ」と言われました。お医者さんでさえそう言うぐらいですからよっぽどですよね。でも胃にはよくないので飲み過ぎはいけないと思いますけど。
◆にぽぽさん、こんにちは!
そういえば、私も昔、通勤で隣の人が咳やくしゃみしてると気になりました。こっちは全然環境が違うのでそういうことも忘れていました!
マスクって良いですよね。でもフランスでマスクをしてると大変な目に遭いますよ。フランスでは本当によっぽど感染力が強い病気なんかじゃないとマスクはしないようで、マスクを地下鉄の中でしてる人がいるとみんなよけるそうです(笑)。実際、マスクをしている人は滅多に見ません。私はフランスではまだマスクをしている人を見たことがないと思います。
なんで日本にはあんなにマスクをした人がいるのかって、日本に行ったフランス人は驚くみたいです。花粉症の時期なんかみんなしてますもんね。それに驚いてるフランス人の心境を思うとおかしくなっちゃいます。
葛根湯は私は飲んだことがないんですけど、暖まって良さそうですね。風邪のときは暖まるのって大事ですよね。
◆アイノワさん、こんにちは!
紅茶でうがいって簡単だし、効果もあっていいですよ。日本ならみんな知ってるのかと思ってました(笑)。
アイノワさん「ブルータスおまえもか!」な人だったんですか(笑)。
でも、それで効くのならいいですよね。私はこちらのお医者さんにアスピリンを飲むと良く眠れると言われたことがありますし、ぐっすり眠ることで初期だと回復したりするんでしょうかね。人それぞれtrucがありますもんね。
プロポリスって貴重なものなんですね。あまり馴染みのないものでしたけど、ブラジル産がいいんですか。今調べてみてへえ〜と思っているところです^-^。
ひとつものを知りました♪ありがとうございます!
フランスに戻っても風邪ひかないんですよ。
日本に帰ると必ず風邪、です。
そして、皮膚の疾患も日本だと出ます。。。
そうそう、洗剤を全然ちゃんと洗い流しませんよ!!!
食器洗いは彼に任せてるんですけど、ある日、コップに水を入れたら泡が。。。。。
ちゃんと洗ってくれと言うたんですが、やってるわ、というので、「この洗剤今すぐ飲めや!そしたら納得するわ!」て言うたらちゃんとやってくれるようになりました~(笑)
◆夜日子さん、こんんちは!
皮膚の疾患ってとっても嫌になりますよね。原因はなんなんでしょう。心理的なものか、物理的なものか。お大事にしてくださいね。
食器の洗剤はヨーロッパでは洗い流さない人がすごく多いみたいですね。前ドイツで化学専攻の学生なのに、洗剤はきれいなものだと思い込んでいる人がいた、と驚いて書いてる人がいました。
私がcollocationした人達もお皿を洗うとどうもちゃんと流さない人が流したとしてもさっとです。
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