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Monday, December 1, 2008

黒澤明監督『酔いどれ天使: 仏題 L'Ange ivre(1948)』を劇場で

これも面白かったです。黒澤映画特集(もう終わってます)の時に観に行ったので、もう1ヶ月以上前です。

リュミエール兄弟映画館の黒澤特集で見た黒澤映画の中では二位か三位に入ります。一位でも良いんですが、『天国と地獄』の凄さが強烈で1位は「天国と地獄」に譲ります。(私のメモなので気にしないでください^-^)

北野武監督のような、やくざ世界を美化した感じとは対照的で、逆ですね。やくざの弱さを描いています。それにしても、三船敏郎ってやくざの役もやっていたんですね。

この映画では、なんと言っても三船敏郎がすごいです!三船敏郎自身の魅力がとっても良く出ていますね。志村喬も落ち着いたお医者さんで、良かったと思いますが、この映画では三船敏郎が光りすぎていて、さすが三船敏郎だなと思ってしまします。

それと、笠置シヅ子が出てます!ブギを歌っているだけの役柄ですが、映画に花を添えているという感じですね。私にとっては笠置シヅ子といったら、ドキュメンタリーや歴史の世界の人なので、なんだか伝説の人を見たような気持ちがしました。凄いですね。迫力がありました。


この映画を観に行く前、連日の映画の見過ぎで疲れていて、行くかどうか迷ったんですが、いざ映画が始まったら戦後の混沌の世界に引き込まれ、いい気分で映画館を後にすることができました。


チラシはwikipedia日本語版『酔いどれ天使』より抜粋。

2 comments:

Anonymous said...

一時期、黒澤監督の映画にはまっていろいろ見た時期があったのですが、これは見なかったなぁ。
ほんと、いろんな映画を沢山撮った方ですね、って今更こんな感想って・・・

椿三十郎をリメイクして、織田祐二さんが演じてましたけど、
かなりうーん・・・でした。やっぱりこの監督にこの俳優!というものがあるんだなー
と思いましたよ。
応援( v^-゜)σ★★

瑞穂 said...

◆nipopoさん、こんにちは。

でも、おっしゃる通り、黒澤監督は本当にいろんなジャンルの映画を沢山撮りましたよね。私も黒澤監督の映画はいろいろと見ましたが、全部見るのは大変だと思います。

リメイクで原作よりも良いのってあんまりないですよね。でも名作だからリメイクがあるわけで、リメイクしてみたい良い映画だっていう証拠ですよね^-^。

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