フランスのリヨンの日常生活で感じた事をざっくばらんに書き留めています。フランス、リヨン情報、外国人の友達、出来事、映画、フランス家庭料理、音楽、独り言。
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Friday, April 25, 2008

友人D

同業者であり友人のイタリア人Dが最近とても落ち込んでいます。

博士課程1年目の彼女ですが、今まではいろいろと仕事をして生活費にしてきました。でも、そんことをしていたら自分の研究があまりできません。

そうなのです。フランスの博士課程の学生の中にはAllocationなど研究生として奨学金をもらったり、他にもいろいろと奨学金で論文の準備をしている人もいますが、奨学金なしで自分で働きながら論文準備をしている人が沢山います。Dによると、奨学金申請の条件でフランス国籍を持ってないとダメというのが結構あるようです。EU圏内の人なら応募できるという奨学金も割とあるのですが、彼女が電話してみるとフランス国籍を持っていないとダメだった、と言われたそうです。


友人Dはこのまま仕事を続けていたら論文が書けない、奨学金なしでは研究を続けられないとかなり焦っています。おまけに、彼女はイタリアに恋人を残してきています。辛くない訳ありません。悲しくてたまらないと言う彼女の気持ちは良く解ります。やっと念願の自分のアパートも借りたというのに、今辞めてしまうのはもったいないです。かといって、私には励ましたりして心の支えになることぐらいしか出来ません。

この前彼女が申請した奨学金が通ってくれることを祈っています。
今度のINSTITUT LUMIERE の吉田喜重の映画上映会に彼女と一緒に行くことにしました。少しは気晴らしになるといいのですが。

去年は別のフランス人のクラスメートEが、このまま博士課程にいても埒があかないと言って、博士課程を辞めました。彼女の決断は正しく、今は新しいことを始めて上手く行っているようです。でも私にとっては、気の合う同業者はいてくれた方がいいので、彼女が辞めてしまって内心ちょっと悲しい思いをしました。友人Dにはぜひがんばってもらいたいです。

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