フランスのリヨンの日常生活で感じた事をざっくばらんに書き留めています。フランス、リヨン情報、外国人の友達、出来事、映画、フランス家庭料理、音楽、独り言。
Blog sur ce que je pense en France, ou bien sur le cinéma, la cuisine, les voyages, les informations de Lyon, etc. J'écris sur la vie française sans détour. Mais ce blog n'est écrit qu'en japonais. Désolé mes chers amis francophones !

Wednesday, August 27, 2008

2008年野外映画上映最終日

昨日はリヨンのリュミエール兄弟映画館・博物館(Institut Lumiere)の夏の野外映画上映の最終日でした。天候に恵まれて、暑くも寒くもない過ごしやすい日でした。
夏の野外上映の最終日で、ヴァカンスから帰ってきた人も多く、沢山の人が集まりました。

私は去年からこの野外映画上映でボランティアとして運営のお手伝いをしているのですが、「最終日」にボランティアとして働くのは初めてです。最終日は毎年アイスクリームを配るので、普通の上映日よりもボランティアの人数が増えます。ボランティアメンバー以外にもお手伝いにかり出されている人達もいました。
そこまでする必要があるのかなとも思いましたが、後で納得^-^。

アイスクリームはどんな風に配るのかと思っていたのですが、あっという間でした。
上映開始前にInstitut Lumiereのプログラム担当の女性が新学期に企画している映画のことなどを紹介します。今期は黒澤明特集なので、姿三四郎(仏題:La Légende du grand judo)の予告映像が流されました。その後、「今日は最終日なのでアイスクリームを配りますよ〜」とアナウンスすると、待機していた私たちは一斉に大型冷凍庫からアイスクリームを籠の中に入れかえて、分配された配置についてみんなに配りました。大勢で一気に配るのであっという間でしたが、みんなが手を伸ばしているので、その光景が面白かったです。
映画の始まる前に集まってくれた人みんなに配るのはかなり大変です。

いつもはリュミエール兄弟の撮ったフィルムを本映画の前に流すのですが、最終日の今日は映画自体が長いため、それはなしです。

今日上映された映画は「未来世紀ブラジル(Brazil)」。私たちはアイスクリームを配り終えた後で片付けなどをしていたので、最初の20分間ぐらいは見れませんでした。おまけに立って見ている人の後ろだったので私は画面もあまり見れませんでした。

終わった後、誰かが私の名前を呼んでいると思ったら、同僚のフランス人Tでした。今日の映画のことを聞かれ、実はボランティアであまりよく見れなかったし、なんだかよく分からなかったと言うと、DVDを持っているから貸してくれると言ってくれました。好きな映画だそうです。見た方もいらっしゃるでしょうが、内容をAmazon.co.jpから抜粋します。

個人情報のすみずみまで管理されている未来社会の中、情報省記録局の小役人サム(ジョナサン・プライス)は、いつも夢の世界に想いをはせることで、息詰まるようなストレスをしのいでいた。そんなある日、同僚が叩きつぶしたハエのせいでインプットのミスが起こり、靴職人のバトルがテロリストのタトル(ロバート・デ・ニーロ)と間違って捕らえられてしまうという事件が発生する…。
管理社会を痛切に批判した、鬼才テリー・ギリアム監督によるSFファンタジーの傑作。ユニーク極まる未来社会の設定の数々に、ザビア・クガートのサンバ曲「ブラジル」が効果的に融合し、豊潤な映画のイメージとして映えわたる。初公開の折りは、プロデューサー独断による短縮版製作などをめぐっての闘いを記録した『バトル・オブ・ブラジル』が出版されたりと、ギリアム監督の反骨の姿勢も話題となった。(的田也寸志)

内容(「DVD NAVIGATOR」データベースより)
モンティ・パイソン出身のテリー・ギリアム監督による、管理社会を痛烈に皮肉った壮大なSF作品。コンピュータが国民を管理する仮想国で、コンピュータの故障からトラブルが巻き起こる。ブラックなユーモアと悪夢のような未来社会のイメージが見所。

アマゾンの未来世紀ブラジルのページはこちらです。

かなりアクの強い映画なので、好きな人は良いでしょうけど、個人的には最終日にはもっと違うタイプの映画を上映した方が良かったんじゃないかと思いました。ボランティアの中ですでにこの映画を見た人達は、好きだと言う人と好きじゃないという人が別れていました。

野外映画上映も終わり、夏休み体制も終わったという感じです。ヴァカンスで閉まっていたお店や近所のブーランジェリーも今週から元通りの営業をしているところが多く、いつもの生活に戻ります。

6 comments:

Anonymous said...

こんばんは。
野外映画なんて、とてもすてきですね!
一度そんなシチュエーションで映画を見てみたいものです。
応援ポチ3っと^^☆

瑞穂 said...

◆まあさん、こんばんは!
ええ、野外上映は映画館とは趣が変わってなかなかいいですよ。人がたくさん来すぎると座る場所の確保が大変ですけどね^-^。毎年来ている人は慣れていて、自分で折りたたみの椅子を持参してます。

応援ありがとうございます!

Anonymous said...

木蓮さん、今晩は♪
ボランティアお疲れ様でした。
とても温かくてアイス日和でしたね。
昨晩すごく近くにいたんです。前の方の桟敷席にいました。
木蓮さんが配ってくれたら挨拶しようと思っていたんですが、年配の男性からアイスを手渡されました。
前の方にいた子供がずるっこして、1本食べ終わってからまたもらいに行って、2本食べてました(^^ゞ
あの映画すごく気に入りました。あとでネットで解説をいろいろ読んだら、気付かなかったことがいろいろわかって、もう一度じっくり見たいと思いました。

瑞穂 said...

◆サンスースィさん、こんばんは!
サンスースィさんどこかな〜と思っていたんですが、さすがに暗いし、人が多くて分かりませんでした^-^。配る時も皆がこっち!こっち!と手を差し出していて、あれやこれやであっという間でした。実は私も2本食べました^_^。もっとあったのですが、子どもじゃないのでさすがに2本で押さえておきましたけどね。

普通はボランティアも始まったらすぐに映画を見れるんですが、さすがに昨日はアイスクリームを配るのでいつもとは違っていましたね。私は映画の方はちゃんと見れなかったので今度DVDで見ます^.^。

Anonymous said...

こんにちは。
フランス語でBonjour!のSylvain Sauvegrain といいます。
東京のフランス語学校エスカパードフランセーズの校長をしています。

映画についての文章、興味深く拝見しました。映画の生みの親は、ご存知のとおりフランス人です。フランス人は映画が大好きです。

失礼ながらコメントしましたのは、
私たちの学校で運営するケータイサイト「フランス語でBonjour!」をご紹介したかったからです。簡単にフランス語を学べるサイトです。
よかったらアクセスしてみて下さい。

長文、失礼しました。
これからもブログ、楽しみにしています。

瑞穂 said...

◆こんにちは、Sylvainさん!
ご訪問ありがとうございます。
フランス人は本当に映画が好きな人が多いですよね。フランスの図書館には日本映画のDVDもたくさんあって、日本よりも充実しているぐらいで本当に嬉しいです。
また遊びに来てくださいね。

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