The Snapper 野外上映
今日(8月5日)はリヨンのInstitut Lumiereの野外映画上映の日でしたが、予想外のものすごい人出でした。人が集まるのは良いことなのですが、人が多すぎて椅子が足りません。自分で折り畳み椅子を持ってきている人もたくさんいますが、地面や座れるような場所はすべて占領されてしまっています。私たちボランティアの椅子まで寄越せと言う人達がいて、しばしもめてました。あまりにもイベントが盛況すぎるのも困り者です。
カメラを持っていたら満員御礼のリュミエール広場の写真を撮れたんですけど、持っていなかったので証拠写真はありません^^。
上映されたのはアイルランドの小説家ロディ・ドイルRoddy Doyleの小説の映画化で"The Snapper"です。
ブッカー賞作家ロディ・ドイルの“バリータウン三部作”の第二部(ちなみに第一部はアラン・パーカーによって映画化された「ザ・コミットメンツ」)を作者自身が脚色、この所ハリウッドづいていたS・フリアーズが、久々に英国に戻って監督した、近来になく愉快な良質のホーム・コメディだ。アイルランド・ダブリン近郊の小さな町で、塗装業を営むカーリの長女シャロンが妊娠。ところが、彼女が相手の名を断固として言わない。八人の大所帯の一家は心ない町の噂に悩まされつつ、未婚の娘の出産を温かく見守ってゆくことになる。アイリッシュ“かたぎ”丸出しの父親役(コルム・ミーニイ)が最高。末妹役のフィオヌラ・マーフィの唄うトラッド・ロックアレンジのプレスリーの名曲が軽快に流れる、“好きにならずにいられない”映画。“スナッパー”とは彼らの地の俗語で赤ん坊のこと。
(Allcinemaより抜粋)
これがアイルランドユーモアなのかどうかは分かりませんが、ちょっとした会話のやりとりがクスッとなるような面白さで、俳優の皆さんも上手く演じてますし、気持ちよく見られるホームドラマでした。
なんというか人情溢れる家族の様子が微笑ましくて、見終わった後いい気分になるような映画でした。
映画の始まる前の「椅子寄越せうんぬん」でちょっともめてましたが、映画が良くて拍手で終わりました。「終わり良ければ」ということで良かったです。
ちなみに、そういう時に限って、責任者はいないんです。日本ではありえないかもしれませんが、フランスではありなのです^-^。
Popular Posts
-
実は私、二週間程前からあるものに悩まされています。フランスとは何の関係もありません。 知っている方もいらっしゃると思いますが、「ジベルばら色粃糠疹」というものです。私は今回初めて知りました。ちょっと長いですが、 メルクマニュアル医学百科家庭版 からジベルばら色粃糠疹の部分を抜粋す...
-
フランスでよく見るけど日本ではあまり見ないという野菜について書いてみたいと思います。 見かけが悪いくせに、とても美味しい 根セロリ Céleri-rave(セルリ・ラーブ) 。 根セロリはセリ科の野菜でセロリの仲間ですが、セロリとは品種が違って、根セロリは根っこの部分を食べる品...
-
ラマダン(Ramadan)が始まりました。 フランスにいると、ラマダンやイスラム教についての情報がたくさん入ってきます。 昨日のルモンドでラマダンの開始は今日か明日かとありましたが、今日の朝のFrance2のニュースでラマダンが始まりましたと言っていましたから、ラマダンの月が確認...
-
こういうのって主観的なことで、人によっていろんな意見があると思いますが、私なりにフランス人との会話で気がついたことを少し考えてみたいと思います。(フランス語の学習という方向では書いていません) 態度が相手に与える印象 私がフランスに来たばかりの頃と今では、フランス人と話す時の彼ら...
-
フランスでピアスの穴を開けた時のことを書いておきます。 私は日本にいた頃はピアスを付けたいなんてあまり思わなかったのですが、こちらに来てからいつの頃かピアスをつけたいと思うようになりました。最初のきっかけは、語学学校に通っていた頃に、インド映画を友達とよく見るようになり、美しいイ...
-
前に、本に関わるお手伝いをさせてもらっていると書きました。 本関係と言ってもいろいろありますが、私は大学図書館で働いています。今日はちょっと図書館のことを書いてみます。 こちらで、修士課程の2年目に入る時、先生に大学で日本語を教えてくれと言われましたが、年齢でひっかかってしまいま...
-
以前、フランス人の友人Cがふざけて(それとも真面目だった?) 「僕の奥さんになる人の条件は美味しいラザニアがつくれることだ!」と言っていました。 日本だったら「料理のうまい人がいい!」と言うことはあっても、「ラザニア」と特定する人はあまりいないと思います。 Cの言葉が分かりやすか...
-
イタリア話はちょっと休んで、映画です。 幕末の人斬り以蔵、岡田以蔵の半生を描いた映画、「人斬り」をDVDで見ました。 左のDVDの画像は Amazon.fr より。 1969年公開、五社英雄監督、司馬遼太郎の小説「人斬り以蔵」を元に橋本忍の脚本です。勝プロダクション製作。 人斬...
-
大分前、去年の夏にリヨンでワンタンパーティーをしたというのを書きました。 その時の記事はこちら、 ワンタン: Wuntun 。 中国人の友だちが包んでいる所を私がビデオで撮っていたのがあったので、アップします。 ワンタンの包み方に興味があるという方が多いようなので(笑)。 包ん...
-
フランスでは10歳の節目ごとに誕生日を派手に祝う人が多いです。 普通の誕生日は特に何もしないけど、10年ごとの誕生日には人を招くという友人もいます。近所に住んでいる友人のFは30歳の誕生日でレストランを借り切ってパーティーをし ました。 前もって彼女の妹さんや何人かの有志、...
リュミエール兄弟の街から-- Du quartier des Frères Lumière --
© 2008-2010 All Rights Reserved.
No comments:
Post a Comment