フランスのリヨンの日常生活で感じた事をざっくばらんに書き留めています。フランス、リヨン情報、外国人の友達、出来事、映画、フランス家庭料理、音楽、独り言。
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Sunday, November 2, 2008

『チャプリンの黄金狂時代(1925)』オーケストラ生演奏付き: CINÉ-CONCERT Charlie Chaplin "La ruée vers l’or"

10月26日の記事でまたサイレント映画に行くと書きましたが、『チャプリンの黄金狂時代(1925)』をオーケストラの生演奏付きで上映するという映画コンサートがあって、今日行ってきました。

上映されたのは1925年のオリジナル・サイレント版にチャップリン作曲の音楽付きオーケストラです。
(原題 "The Gold Rush"; 仏題"La ruée vers l’or")

これはInstitut Lumèreも企画に入っていますがリヨン国立管弦楽団(Orchestre national de Lyon)が演奏するので、場所はリュミエール映画館ではなくてリヨン国立管弦楽団の本拠地のリヨンのコンサートホールl'Auditoriumでした。指揮はFrank strobel氏。

コンサート付き映画なのでチケット料金も普通の映画上映よりも随分高いです。
幸運にも無声映画大ファンのCが「行こう行こう!」ということで一緒に行くことなりました。

とっても面白かったです!もう面白くて、子ども達も大人もみんなきゃっきゃと笑っていました。これは爆笑ものでした。チャップリン、さすが喜劇王ですね。これは凄いです。

オーケストラで無声映画を見たのは初めてだと思いますが、迫力が全然違いました。席もオーケストラのすぐそばだったので、音もダイレクト、オーケストラの団員さんの様子も見えて良い席でした。
オーケストラが近すぎて画面が見にくいかもとCが心配していましたが、そんなことは全然なく、かえってオーケストラの近くで良かったです。

映画も面白いんですけど、音楽もとても映画に合っていて良かったです。オリジナル音楽はチャップリンということですが、映画もさることながら、チャップリンってすごい才能の人ですね。
途中あるシーンでオーケストラの団員さん達自らが歌うというところもあって、それがまた良かったです(^-^)。
amazon.co.jpの黄金狂時代より転載)19世紀末、アラスカで金鉱が発見され、一攫千金を夢見る人々がおし寄せてきた。1人ぼっちの探鉱家チャーリーは猛吹雪に襲われ、一軒の山小屋に転がり込む。だが、そこには指名手配中の凶悪犯ラーソンがいた。
ゴー ルドラッシュにわくアラスカを舞台に、人間たちのむきだしの欲望を、絶妙なギャグと卓越したストーリーで描いた、チャップリンの代表作の1つである。空腹 のあまり靴をゆでて食べたり、崖っぷちで傾きかけた山小屋から必死の脱出を試みるシーンなど、有名な爆笑シーンが数多く登場する。一方で、笑いの裏に隠さ れた現実の恐怖に気づくと、笑ってばかりはいられなくなる。
共演はジョージア・ヘールとマック・スウェイン。チャップリン独特の手法が、みごとに開花した作品だ。映画史上に輝く名作として高く評価されている。(アルジオン北村)
すごく印象的なシーンがたくさんありました。
空腹のあまり靴を食べるシーンや、空腹でチャップリンが鳥に見えてしまうシーン、パンとフォークのダンス、崖で小屋が半分傾きかけている所の脱出シーン、これはさすがに映画史に残ると言われるだけのものだと納得しました。

私はあんまり映画のDVDが欲しいと思わないんですが、「黄金狂時代」は今日のオーケストラの演奏つきで欲しいなと思いました^-^!


最初の画像はInstitut Lumièreのホームページ、次のチラシ画像はリヨンのl'Auditoriumオディトリアムのホームページから転載。

12 comments:

Anonymous said...

こんにちは、木蓮さん。
お久しぶりです。
チャップリンの作品は面白いですね。以前よく見ましたね。NHKで連続してやっていましたから。
DVDのレンタルをコピーしようとあちこち探しているんですが、ほとんどありませんね。
オーケストラの演奏付きなんて珍しいですね。靴を食べてるシーンは憶えていますよ。

Anonymous said...

にぽぽが初めて見たチャップリンの映画は“モダンタイムス”
小学校か中学校の授業で、学校の体育館で見たんですよー。
その時はあんまり面白くなかったけども、高校の時に“ライムライト”を見て、チャップリンの映画の良さがわかりました!
他のも見たんだけど忘れかけてる~!
もう一度見直したいなぁ

(*^-゚)⌒☆ポチっと★★

瑞穂 said...

◆machanさん、こんにちは。

お久しぶりです。コメントありがとうございます^-^。

チャップリンの映画は久し振りに見ましたが、本当に面白かったです。
皆笑っていて、会場の雰囲気もとても和やかでした。こんなに観客が笑っている映画を見たのは久し振りでした。

オーケストラの伴奏の無声映画はたまにリヨンであるんですが、行ったのは初めてでした。予想以上にオーケストラの音楽が効果的で、大満足でした。

瑞穂 said...

◆にぽぽさん、こんにちは。

一番最初に見たチャップリンが何だったかは覚えていませんが、とても小さい時に家で見たのだけは覚えています^-^。

久し振りにチャップリンを見ましたが、とっても面白くて、良かったです。チケット代が高いだけありました(笑)。
私もこれを機会にチャップリンもまた見直したいです。

Anonymous said...

名作中の名作ですね。
チャップリンはほとんど見たと思いますけど子供のころだもんなぁ。
オーケストラの生演つきですか!?

見たい!見たい!みたい!
なんかすごく興奮。。
日本でもどこかやってくれないかなぁ。

瑞穂 said...

◆こんにちは、さんさん。

チャップリンをほとんどというのは凄いですね!私もチャップリンは子どもの頃にたくさん見ました。たくさんというほどではないと思いますが、子どもの頃は両親のおかげでいろんな映画を見ていたので、何をいつ見たかというのはおぼろげです。

はい、オーケストラの生演奏つきだったんです!とっても良かったです。ちょっとクリスマスのような雰囲気でした。日本でもやったら受けると思います^-^。

Anonymous said...

黄金狂時代、名作中の名作ですね!木蓮さんの記事を見ていたらまた観直したくなりました♪劇場で観るのが夢ですが、オーケストラの生演奏付き上映って、ほんとにすごーーーい!!
日本でもやってほしいです~~☆

Anonymous said...

木蓮さんこんちわ~^^
チャップリン
キターーーーーーーーーーーーーーー!
でも、一瞬フランス語なので、
どの映画なのか分からなかったデス(笑)

さすが、フランスですね~
オーケストラが・・・規模といいますか、考える事が違いすぎ^^;
ゲストが楽しめるよう意識されたエンターテイメントにびっくりです。
う~ん、
日本ではありえないでしょうねぇ。
人件費には人一倍うるさい国ですからね^^;
pochi!

瑞穂 said...

◆こんにちは、アイノワさん。

本当に名作ですね!
日本でもこういうのやったらいいのになと思います。
オーケストラのおかげか、会場の雰囲気もとっても良かったです。最初の方は子どもたちの笑う声が聞こえたので、結構子どももいるなって分かりました。

オーケストラ付きの無声映画はフランスでもしょっちゅうやっているわけではありませんけど、今度またやることがあったら行きたいと思います!

瑞穂 said...

◆こんにちは、カフェオレさん。

この映画コンサートのチケット代は25ユーロ(定価です。いろいろ割引もあります)だったので、やっぱりオーケストラ生演奏の分もしっかり入っているとは思います^-^。
でも、こういう企画があっても実際問題やるかどうかとなると、実現するのは難しいでしょうね。

前から無声映画のオーケストラ付きコンサートがたまにやっていたのは知っていたのですが、こんなに良いんだったらもっと前から行けばよかったと思いました!

Anonymous said...

面白いイベントですね。
私も、一度見に行ってみたいです。
チャプリンの映画は、数えるほどしか見ていないので、いつかまとめてみてみたいです。
ちなみに、昔の映画ほど、タイトルが原作と違いすぎて(しかもフランス語も全然違うタイトルになっていたり…)分からないことが多いです。
la ruee vers l'or(ゴールドラッシュ)という言葉も今調べて初めて知りました。

瑞穂 said...

◆サラさん、こんにちは。

本当に昔の映画ほど元のタイトルと訳が違いますね!私もよく思います。
"The Gold Rush"が「黄金狂時代」だとちょっとイメージが変わってきますね。

この映画、実際ではありえないこととか、ツッコミをいれたくなるようなノリで、とても面白かったです。皮肉と笑いが同時にあるっていう感じでしたが、こんなに映画で和やかに笑っている人が多いのも珍しいと思いました!
もっとこういうのをやってほしいです。

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