寒くなると食べるものって日本だとお鍋が典型でしょうか。
日本で寒いときは毎日お鍋だったりしますが、体も温まるし、美味しいし、野菜もたくさん食べれるし、いいことづくめですね。
フランスでも寒くなると食べる季節ものがあります。
スイスのすぐ横の県の子が
「チーズフォンデュは寒くないとしない。寒くなってからするものだ」と言っていました。
寒くなくてもラクレットをするラクレット大ファンのフランス人も知ってますけどね(笑)。
ラクレットについては前に、このブログを始めたばかりの頃にちょっとだけ書いたことがあります。
こちら(ラクレット: Raclette)です。
チーズを使うフランスの冬の料理のひとつにタルティフレット Tartifletteがあります。
サヴォワ地方のチーズreblochon(ルブロション)を使います。
タルティフレットと言えばルブロション、ルブロションといえばタルティフレットです。
前に複数人でcollocationコロカシオン(ルームシェア)をしていた時、寒い地方出身の子たちがいて、その子たちが中心になって皆で大量にタルティフレットをつくって、大人数で食べたことがあります。
タルティフレットはとっても美味しいんですが、結構重いので私はフランス人並のスピードでペロリというわけにはいきませんでした(笑)。
フランス人はタルティフレットが大好きのようで、みんなすごいスピードでペロリと食べるんです。
人がつくったタルティフレットは食べたことはあるのですが、考えてみたら自分自身でつくったことがありません。
冬が終わる前にタルティフレットをしたくなりました。
というわけで、タルティフレットです。
4人分
ジャガイモ1 kg
ルブロション1個、
たまねぎ1個、
ベーコン(lardons)200g
白ワインや生クリームを入れたりするレシピもありますが、
前にルームシェアで大人数でつくった時も入れていなかったので、今回も入れずに作りました。
ジャガイモを皮ごと茹でて皮を剥いて、
7ミリぐらいの薄切りにする。
茹でている間にlardons(ベーコン)とたまねぎの薄切りを炒める。
グラタン皿にバターを薄く塗って、
その上にジャガイモを並べて、ベーコンとたまねぎの薄切りを半分のせて、
またジャガイモをのせて、また残りのベーコンとたまねぎをのせます。
その上にルブロションのチーズを写真のように豪快にのせます。
十分熱々に温めておいたオーブンで30分ぐらい焼きます。
チーズが溶けて下のジャガイモの層全部がトロトロのチーズで覆われています(最初の写真)。
ルブロションを均等に並べた方がいいという方もいますが、熱で全部溶けてしまうので、ドンと置いても大丈夫だと思います。
ワインを入れなくてもロブロションだけで十分美味しくできました。
塩胡椒はしなかったんですが、lardonsの塩気だけで十分でした。
暖かくなる前に食べたタルティフレットです!
フランスのリヨンの日常生活で感じた事をざっくばらんに書き留めています。フランス、リヨン情報、外国人の友達、出来事、映画、フランス家庭料理、音楽、独り言。
Blog sur ce que je pense en France, ou bien sur le cinéma, la cuisine, les voyages, les informations de Lyon, etc. J'écris sur la vie française sans détour. Mais ce blog n'est écrit qu'en japonais. Désolé mes chers amis francophones !
Blog sur ce que je pense en France, ou bien sur le cinéma, la cuisine, les voyages, les informations de Lyon, etc. J'écris sur la vie française sans détour. Mais ce blog n'est écrit qu'en japonais. Désolé mes chers amis francophones !
Subscribe to:
Post Comments (Atom)
Popular Posts
-
実は私、二週間程前からあるものに悩まされています。フランスとは何の関係もありません。 知っている方もいらっしゃると思いますが、「ジベルばら色粃糠疹」というものです。私は今回初めて知りました。ちょっと長いですが、 メルクマニュアル医学百科家庭版 からジベルばら色粃糠疹の部分を抜粋す...
-
フランスでよく見るけど日本ではあまり見ないという野菜について書いてみたいと思います。 見かけが悪いくせに、とても美味しい 根セロリ Céleri-rave(セルリ・ラーブ) 。 根セロリはセリ科の野菜でセロリの仲間ですが、セロリとは品種が違って、根セロリは根っこの部分を食べる品...
-
ラマダン(Ramadan)が始まりました。 フランスにいると、ラマダンやイスラム教についての情報がたくさん入ってきます。 昨日のルモンドでラマダンの開始は今日か明日かとありましたが、今日の朝のFrance2のニュースでラマダンが始まりましたと言っていましたから、ラマダンの月が確認...
-
こういうのって主観的なことで、人によっていろんな意見があると思いますが、私なりにフランス人との会話で気がついたことを少し考えてみたいと思います。(フランス語の学習という方向では書いていません) 態度が相手に与える印象 私がフランスに来たばかりの頃と今では、フランス人と話す時の彼ら...
-
フランスでピアスの穴を開けた時のことを書いておきます。 私は日本にいた頃はピアスを付けたいなんてあまり思わなかったのですが、こちらに来てからいつの頃かピアスをつけたいと思うようになりました。最初のきっかけは、語学学校に通っていた頃に、インド映画を友達とよく見るようになり、美しいイ...
-
前に、本に関わるお手伝いをさせてもらっていると書きました。 本関係と言ってもいろいろありますが、私は大学図書館で働いています。今日はちょっと図書館のことを書いてみます。 こちらで、修士課程の2年目に入る時、先生に大学で日本語を教えてくれと言われましたが、年齢でひっかかってしまいま...
-
以前、フランス人の友人Cがふざけて(それとも真面目だった?) 「僕の奥さんになる人の条件は美味しいラザニアがつくれることだ!」と言っていました。 日本だったら「料理のうまい人がいい!」と言うことはあっても、「ラザニア」と特定する人はあまりいないと思います。 Cの言葉が分かりやすか...
-
イタリア話はちょっと休んで、映画です。 幕末の人斬り以蔵、岡田以蔵の半生を描いた映画、「人斬り」をDVDで見ました。 左のDVDの画像は Amazon.fr より。 1969年公開、五社英雄監督、司馬遼太郎の小説「人斬り以蔵」を元に橋本忍の脚本です。勝プロダクション製作。 人斬...
-
大分前、去年の夏にリヨンでワンタンパーティーをしたというのを書きました。 その時の記事はこちら、 ワンタン: Wuntun 。 中国人の友だちが包んでいる所を私がビデオで撮っていたのがあったので、アップします。 ワンタンの包み方に興味があるという方が多いようなので(笑)。 包ん...
-
フランスでは10歳の節目ごとに誕生日を派手に祝う人が多いです。 普通の誕生日は特に何もしないけど、10年ごとの誕生日には人を招くという友人もいます。近所に住んでいる友人のFは30歳の誕生日でレストランを借り切ってパーティーをし ました。 前もって彼女の妹さんや何人かの有志、...
リュミエール兄弟の街から-- Du quartier des Frères Lumière --
© 2008-2010 All Rights Reserved.
© 2008-2010 All Rights Reserved.
10 comments:
じゃがいも、たまねぎ、ベーコンとくればジャーマンポテトって感じの材料ですが、なるほどフランスだとこれに焼いたチーズなんですね♪
↓のヤギのチーズもそうですが、フランスにはおいしそうなチーズが沢山ありますね。
あつあつのチーズとジャガイモでホクホクとあったまりますねこれは(^^
応援( v^-゜)σ★★★
こんばんは。
ほんとにおいしそうですよ!
チーズが好きだから、溶けたチーズがとってもおいしそう。
よだれが出て困りますね、こういう料理は。
じゃがいも、ベーコンと玉ねぎ、これにチーズ、何というコンビネーションでしょう。
これも、でらうまですね。
美味しそう~っ!
もう材料だけでもうむうむって感じで堪らないですね。
カマンベールチーズあたりなら簡単に手に入るので代用して作ってみたいと思います。
美味しそうにとろけてますね!
私も、たまに食べますが、ヘビーなのに美味しくてつい食べ過ぎてしまい、かなりもたれてます(笑)
うちの地方では、屋台などがたつと、タルティフレットと並んで、モルビフレット(Morbierを溶かしているので)もありますよ。
自分で作ってみたことはなかったので、新鮮でした!
今度やってみます。
そういえば、先日、木蓮さんに影響されて、鴨コンフィで気に入ってるメーカーの「鴨の砂肝コンフィ」を買ってきて、ポテト+サラダで軽いごはんにしましたが、とても美味しくて、夫も「こんな美味しいなら、もっと前から買えばよかった!」と喜んでました。
木蓮さんのチャレンジ精神のおかげで、うちもレシピが広がってます。感謝!です。
とってもおいしそう~!
あつあつをホクホク食べたいです~(^.^)/
このチーズはお初にお目にかかりました♪
タルティフレット、私の友だちは北出身の子がいないのであやかったことがなかったですが、じゃがいもとベーコンとチーズ!最強の組み合わせですね~(^.^)!
◆にぽぽさん、
フランスは本当にチーズに関しては大変ですよ、ありすぎて大変です(笑)。
いろんな地方の名物チーズ、旬のチーズがあってさすがだなと思います。
冬になるとこういうチーズ料理が美味しくなりますし、こういうのは寒い時がいいです♪。
◆machanさん、
こんばんは!
これもでらうまでした(笑)。
このタルティフレットは美味しいということは分かっていたんですが、自分でやったことがなかったので、今回つくってみてやっぱり美味しいというのが分かりました。
本当にいいコンビネーションですよね。
このチーズがまた美味しいんです!
◆lifeonmarsさん、
これは美味しいです(笑)。
そういえば日本でルブロッションが手に入りにくいのでカマンベールチーズでやったという方がいました!
カマンベールチーズでもとても美味しくできるでしょうね。
味はちょっと違いますが、こんな感じになるんだろうなと思います!
◆サラさん、
サラさんのところは正にチーズが美味しいでしょうね!
"いろいろ"と想像できます(笑)。
私がフランス人と同居しようと思ったのも、フランス人の生の生活を覗き見させてもらうには一緒に住むのが一番、というのがあったんですけど、本当に食の点ではフランス人との共同生活はすごくいいと思います。
その他のところで大変なところもありますけどね(笑)。
もともと美味しいものには目がない方なので、可能な範囲でいろいろやってみたいです。
鴨の砂肝コンフィ、美味しく召し上がられたようで嬉しいです^-^。
サラさんのところのお料理も美味しそうでとても参考になります。
実はサラさんのところの手が込んだお料理が羨ましいです!
◆アイノワさん、
サヴォア地方の料理ですから、トゥールーズの方からは遠いですよね。
リヨンはスイスの近辺のあたり出身の人も多くてタルティフレットというのは馴染みがあります。
結構屋台とかでもタルティフレットが出ていたり、学食でも見かけました。
自分で作ると行程も見れて面白いです。
チーズが溶けて、ぐつぐついっているのがなんだかワクワクしました!
Post a Comment