フランスのリヨンの日常生活で感じた事をざっくばらんに書き留めています。フランス、リヨン情報、外国人の友達、出来事、映画、フランス家庭料理、音楽、独り言。
Blog sur ce que je pense en France, ou bien sur le cinéma, la cuisine, les voyages, les informations de Lyon, etc. J'écris sur la vie française sans détour. Mais ce blog n'est écrit qu'en japonais. Désolé mes chers amis francophones !

Tuesday, September 30, 2008

梅干しは美味しいですか?

ひょんなことから、日本に帰る子が梅干しをくれました。貰い手がいなくて困っていたそうです。


貰った梅干しは立派なもので(写真上)、私は棚から牡丹餅!と喜んで、たま〜に食べては満足しているのですが、そんな私を見てフランス人の同居人Pちゃんは、
「日本人ってマゾでしょ!そんな酸っぱいものを酸っぱそうに食べて。ほら、顔が酸っぱそうにしてるよ。日本人はMが多いに違いない。(笑)」
これは冗談で言っているにしても、フランス人で梅干しが好きだというのは珍しいです。

まあ、梅干しが苦手というのはわかります。日本の食べ物の中でも、性格派ですもんね。でも私は美味しいと感じるのですから、仕方がありません(笑)。



そういえばこの前同僚たちとお昼を一緒に食べていて、その中の一人Cがホームステイで中国人の子を夏の間ホームステイで受け入れていたと話を始めました。

C「最初は良かったんけどだんだんとその(中国人の)子がフランスの食事より中国の食事が食べたいと言い出したのよね。中国ではお米をとてもたくさん食べるらしいわね。三食全部お米でもいいぐらいみたいね。」
私「日本もそうだよ。」
C「うん、でも朝もお米を食べたがるのよね。」
別の同僚S「朝?でも、お米に砂糖でもかけて食べるの?」
(今考えると、Riz au laitを想像したのかもしれません。Riz au laitはライスプディングの一種です。)
C「ううん、そうじゃなくて、中国人は朝から塩気のあるものを食べても平気なのよ。」

私は彼女がそう言った時、その言い方がおかしくて吹き出しそうになりました。フランス語の表現が面白かったんです。まるで、朝に塩気のあるものを食べるのはすごいことだとでも言うようです。
でも、私以外のフランス人の同僚たちはCの言葉を聞いて驚いた顔をしています。
こんな風に話が進むとは思っていませんでしたが、人の発想って面白いですね。

確かにフランスでは朝食には普通はフランスパンにジャムとか、クロワッサン、パンオショコラ、そうでなければシリアルなどの人が多いです。コーヒーだけの人も多くて、朝に「昨日の残りのカレーを食べた」なんてこと言ったら狂人だと思われるかもしれません。

私もこちらでは大抵は朝はフランス式です。でも日本に帰ると完全に日本式になります。

私は便利なお腹を持っているようでその点は困らないんですが、そういえば、ある日本人の子が、フランスでも朝なっとうご飯が食べたくてたまらないという人がいました。気持ちはよく分かります。
きっとその中国人の子も中国式に朝食を食べたくなったんでしょうね。具体的に何が食べたかったんでしょう。気になります。中華粥でしょうか。でも、朝食にご飯を食べたいとホームステイ先で言うと言うのがまた中国人らしいですね。


この会話の時、フランス人の同僚が「お米に砂糖をかけて食べるの?」なんて聞くのも面白い発想だと思いましたが、でもよく考えてみたらおはぎなんかは「もち米に砂糖」ですから、特におかしいわけでもないかもしれませんね。

Sunday, September 28, 2008

ウッディ・アレン"Vicky Cristina Barcelona"

9月19日のこのブログでもちょっと触れましたが、今年のカンヌ映画祭に出品されたウッディ・アレンの新作"Vicky Cristina Barcelona"の試写会(Avant-Première)に行ってきました。フランスでは10月8日に公開されます。

(画像はcinencuentro.comより抜粋・加工。)


映画自体は軽くて見やすいタッチなんですが、アレンのヨーロッパに対する見方が出ていて、軽そうに見えてなかなか面白かったです。

見終わった後、気持ちがいい映画です。テーマの歌もいいなと思いました。タッチは軽いんですが、それでもやっぱりアレンなりの人生や芸術に対する皮肉がこめられていて、ウッディ・アレン調は健在です。

バルセロナのガウディやミロの芸術に、ヴァカンスにぴったりなスペインの風景。
バルセロナに行きたくなります^-^。スペインのギターの音色もいいです♪

クスクス、フッフッフと笑える所もたくさんあってコミカルで面白かったです。私はとっても気に入りました。

(画像は最初の画像と同じくcinencuentro.comより抜粋・加工。)

Saturday, September 27, 2008

ラザニア: lasagnes à la bolognaise

以前、フランス人の友人Cがふざけて(それとも真面目だった?)
「僕の奥さんになる人の条件は美味しいラザニアがつくれることだ!」と言っていました。
日本だったら「料理のうまい人がいい!」と言うことはあっても、「ラザニア」と特定する人はあまりいないと思います。
Cの言葉が分かりやすかったので引用させてもらいましたが、フランス人もラザニアは好きなようです。

私は昔はラザニアをつくるということにはあまり馴染みはなかったのですが、リヨンでイタリア人の友達ができてからは、私も少しづつイタリア文化の恩恵を受けて、ラザニアもつくるようになりました。

ある時、同僚のDが私たちにラザニアをつくってくれました。とても美味しかったので作り方を聞くと「簡単よ!」と作り方を大まかに教えてくれて「ラザニアのパスタは何を使っているの?」としつこく聞く私にその時に使ったラザニア用のパスタを見せてくれました。
その後、私がすぐに同じラザニア用パスタを買ってきて家でつくったのは言うまでもありません。

それ以来何度もつくっています。何種類かラザニア用のパスタを使いましたが、私はBarilla(写真下)のものが一番私の好みです。
ラザニア用のパスタは「茹でる必要なし」と書いてあるものがほとんどですが、Dは少し茹でると言っていたので、最初のうちは私も茹でていました。でも、パスタがソースにかぶるようにしてオーブンに入れれば茹でなくても十分大丈夫のようなので、最近は茹でずにやっています。
普通、ラザニアはボロネーズとベシャメルソースでつくります。
でも、私はある時、ベシャメルの代わりにクレームフレッシュでつくってみたら美味しかったので、以来ベシャメルソースをつくらずにやっています。その方が時間もカロリーも(?)押さえられますからね^.^。クレームフレッシュを入れずに、ボロネーズだけで加減してやっても十分美味しいです。
この辺は人それぞれ好みがあるでしょう。やっぱりベシャメルを入れた方がボリューム感があります。

ラザニア: lasagnes à la bolognaise

今日の材料(適宜お好みで調整してください)

ひき肉300gぐらい
にんじん1本
たまねぎ1〜2個
にんにく1〜2かけ
トマトもしくはトマト缶
ローリエの葉一枚、ローズマリー(Herbes de provenceで代用しても美味しいです)
塩胡椒
ラザニア用パスタ
クレームフレッシュ
グリュイエールチーズ。イタリアンにしたい方はパルミジャーノ・レッジャーノ。

1-たまねぎとにんじんをみじん切りにする。生のトマトを使う場合はトマトを角切り。にんじんのみじんぎりだけがこのラザニアをつくる過程で面倒なところです^-^。あとが簡単なので余計面倒に感じますが、そんなに面倒でもないですかね。
2-フライパンにオリーブ油を少々。たまねぎを炒めて、透き通ってきたら挽き肉とにんじんのみじんぎりを入れ、しばらく炒める。塩胡椒で味を調え、ローリエとタイムを入れ(Herbes de provenceでもとっても美味しいです)、トマトを入れて炒め、ふたをして弱火で10〜15分ほど煮込みます。焦がさないように注意してください。この時本当に良い香りがします。
3-耐熱皿にバターなどを塗り、クレームフレッシュを入れ(普通のラザニアのレシピではベシャメルソースをしきます)その上にラザニア用パスタを置き、ボロネーズソースをしいて、クレームフレッシュ、ラザニア用パスタ、ボロネーズソースという風に三段ぐらいつくります。(何段にするかはお好みで)
※時間を置いて食べる場合はこの時点で待機。食べる直前に焼きます。
4-チーズをまぶして(オリーブオイルをお好みでたらし)、温めておいたオーブンで15〜20分焼きます。


焼き上がりです。

このラザニアのポイントはにんじんです。にんじんのおかげで適度な甘みがでて、美味しくなります。 にんじんを入れないレシピは砂糖を少し入れているものが多いようです。

友人Dはラザニアは用意をしておけば、後は焼くだけなので誰か人が来る時にも慌てなくて良いし、便利な料理だと言っていました。用意したものを冷凍しておいてもいいそうです。

普通のラザニアにする場合はベシャメルソースでつくってください。でもラザニアのカロリーが気になる方は、いろいろとアレンジされるといいと思います。イタリア在住の日本人の方も自分で作る時はボロネーズソースのみにしているとどなたかのブログで読みました。



美味しくて簡単!これはつくるしかありません^-^。
熱々なので寒い季節にぴったりです。Bon appétit !
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Friday, September 26, 2008

リヨンで日本文学の映画祭

お知らせ

もうじきリヨンで日本文学の映画祭があります。日仏交流150周年記念のイベントの一部です。

(左のロゴはリヨン領事館のホームページ「日仏交流150周年」より。)

リヨン領事事務所からのメールをそのままここに載せます。

以降メールから転載。

:::::::::---:::::::::---:::::::::---:::::::::---

≪日本文学の映画祭
Festival de films sur la littérature japonaise ≫

先だってご案内させていただきました映画祭の上映プログラムが確定いたしました。

10月6日(月) 二十四の瞳(壺井栄作、監督:朝間義隆)
10月7日(火) 心(夏目漱石作、監督:新藤兼人)
10月8日(水) 我が心の銀河鉄道(宮沢賢治作、監督:大森一樹)
10月9日(木) 風の又三郎 ガラスのマント(宮沢賢治作、監督:伊藤俊也)
10月10日(金) 細雪(谷崎潤一郎作、監督:市川昆)
10月11日(土) それから(夏目漱石作、監督:森田芳光)

いずれも18時より開演、場所は以下の通りです。

10月6日: Amphithéâtre K, Universite Lyon 3 - 18, rue Rollet, 69008 Lyon
10月7日-11日: Auditorium Andre Malraux, Universite Lyon 3 - 18, rue
Rollet, 69008 Lyon
最寄り駅: メトロD線Sans Souci
会場地図: http://www.univ-lyon3.fr/94823616/0/fiche___pagelibre/&RH=INS_OUTIplan&RF=INS-PRESloca-manu

皆様お誘いあわせの上、どうぞご来場下さい。(入場無料)

Thursday, September 25, 2008

疲れた時にはケーキでも買ってみましょうか

ここのところリヨンは本当に寒くなってきました。皆街ではコートを着て歩いています。この寒さで風邪を引いている人もいます。

寒いからというわけではありませんが、最近ちょっと疲れ気味です。
私だけではなく私の同居人Pちゃんも疲れていて、疲れた人が二人アパートにいます。

ふと思い立ち、帰りにケーキを買ってみました。

こちらです。


Millefeuille framboise
フランボワーズのミルフィーユ

上のサクサクとしたパイ生地には飴がかっています。 美味しいかったですの一言。フランボワーズがそのまま入っています。
Pちゃんも大喜びでした。

たまにはケーキを買ってみるのもいいですね^-^。

Sunday, September 21, 2008

文化遺産の日: Journées européennes du Patrimoine

毎年フランスでは9月の第三週目の週末はJournées européennes du Patrimoineで文化遺産の日です。普段は一般公開されていない歴史的建造物の中に入れたり、美術館などの入場料が無料になったり、特別料金でガイド付き見学ができたり、いろいろイベントもあります。

1983年に当時の文化相ジャック・ラングJack Lang氏がJournée portes ouvertes dans les monuments historiquesとして始めたのですが、好評を博して他のヨーロッパの国々でも同じように文化遺産の日が作られ、現在ではヨーロッパの字が入ってJournées européennes du Patrimoineとなっています。

昨日(20日)は友人のSがガイドをすることになっていたので、彼女のガイド姿を写真に撮りつつ、ガイドに便乗しました。さて、どこだったのでしょう^-^。後日ここに書くかもしれませんし、書かないかもしれません。

Sの担当が終わってから、私たちはリヨンのAuditoriumでl’Orchestre national de Lyon(フランス国立リヨン管弦楽団)の文化遺産の日の特別コンサートに行こうということになっていたので、その足で直行です。

このコンサートは無料ですが、前もってチケットを引き取らなければいけないので、私が友達の分もまとめてAuditoriumでもらっておきました。

Auditoriumの前の広間で軽いコンサートがやっていたので、喉を潤して一休みしながら楽しみました。

演奏しているのはl’Orchestre national de Lyonの団員さんです。この日はリヨンの街のあちこちでもコンサートをしていたので団員さん達はそれぞれ大忙しだったでしょうね。



Edith Piafエディット・ピアフの曲 La Foule「群衆」 (1957)も演奏されました。
エディット・ピアフだと思って慌てて撮ったビデオです。音だけ聞く分にはいいと思いますが、アップしようとしたりしてかなり落ち着きのない映像になっています。雰囲気を見てみたい方はどうぞ。

さて、このミニコンサートが終わるといよいよお目当てのコンサートです。みんな一斉に中に入ります。下の写真はオディトリアムの中です。


ローマ劇場の形につくられています。開演前に少し写真を撮ってみました。開演30分前でもうこんなに埋まっています。無料コンサートだったこともあって満員御礼でしたが、皆階段にまで座って聴いていました。

ところで、l’Orchestre national de Lyonの指揮監督は日本でもおなじみの準メルクル(Jun Märkl)氏です。NHK交響楽団で何度も指揮をとっていますね。私自身、準メルクル氏の指揮でN響を聴きに行ったことがあります。リヨンでも準メルクル氏指揮のコンサートを聴けてとっても嬉しく思います^-^。


普通はコンサートで写真なんて撮らないのですが、無料コンサートで普段とは雰囲気が違うので、最初の紹介の時、写真を一枚撮りました。黄色いシャツで腕組みをしているのがJun Märkl氏です。

曲目などを紹介してくれながらのコンサートだったので、とても分かりやすくて、普通のコンサートよりもずっと和やかな雰囲気でした。


(自分用メモ)
1 Bizet Carmen ビゼー カルメン
2 Tchaïkovski Casse-Noisette チャイコフスキー くるみ割り人形
3 Mendelssohn メンデルスゾーンの軽い小曲
4 Mahler Symphonie n° 5. 4 Adagietto. 交響曲第5番嬰ハ短調 第4楽章 ルキノ・ヴィスコンティ監督による映画『ベニスに死す』でも使用されたことで有名です
5 Debussy ドビュッシー
6 Brahms 3e, 5e ブラームス
7 George Gershwin Porgy and Bess ジョージ・ガーシュウィン ポーギーとベス
avec un saxophoniste

Bis アンコール
Bizet Carmen ビゼー カルメン

このl’Orchestre national de Lyonって上手いんです。このコンサートもさすがでした。曲も皆に馴染みがあるものばかりでしたし、無料なのに素晴らしいコンサートでした。

Friday, September 19, 2008

黒澤映画についての講演と映画上映: Kurosawa à l'Institut Lumière !

前に少しだけこのブログでも触れましたが、今Institut Lumière(リュミエール兄弟映画館・博物館)で黒澤明特集がやっています。黒澤明監督没後十年を記念しての特集で、11月上旬まで黒澤映画26本を上映しています。

私は黒澤映画が好きなので、このニュースを知った時からちょっとうきうきしていました。

黒澤明監督の映画を意識して沢山見始めたのはリヨンに来てからだと思います。リヨンの市立図書館に日本映画のDVDがたくさんあって、黒澤映画だけでなく、いろいろな日本映画をこちらで見ました。市立図書館に並んでいる日本映画のDVDはかなり充実していて、さすがに映画好きなフランスのお国柄だなと思います。


前置きをだらだら書いていても仕方がないのですが、昨日、黒澤映画についての講演と映画上映の Soirée spécialeに行ってきました。


Soirée spéciale
Jeudi 18 septembre
En présence de Aldo Tassone
Historien et écrivain, Aldo Tassone fut un grand ami de Kurosawa, auquel il a consacré plusieurs ouvrages.
19h30 Conférence sur Kurosawa (entrée libre)
21h Projection de Chien Enragé
Le premier film policier de Kurosawa, inspiré de Simenon.

←Soirée spécialeのチラシです。
Institut Lumièreのニュースレター"Institut Lumiere Infos > Soiree Akira Kurosawa"から抜粋。

講演はイタリア人のAldo Tassone氏。映画史が専門で、フィレンツェのフランス映画祭のディレクターです。黒澤明の友人でもあります。

Tassone氏は、イタリア人独特の話術と、陽気な雰囲気を持った方でとても楽しくて興味深い講演でした。この講演だけでも来て良かったと思いました。黒澤明の映画が本当に好きなんだなということが伝わってきましたが、途中で映画の一部を見せながら、いろいろ説明してくれて、「蜘蛛巣城(1957年 )」とシェークスピアのマクベスについて語っていたりして、面白かったです。

Tassone氏も興奮ぎみで、「こんなシーンが他の監督に撮れるか!?」と言いながらの説明でした。
私も映像で見せる(魅せる)ということにかけては黒澤明は本当に天才的だと思います。

このTassone氏は黒澤明についての本も書いているので、今度読んでみたいと思いました。


会場内の様子

講演の後に休憩でその後は「野良犬」の上映です。黒澤明の映画は「羅生門」から西洋に進出してきたので、敢えて「羅生門」以前の映画を選んだそうです。「野良犬」は三船敏郎がまだとても若くて、志村喬はもうこの頃からすでにベテランという感じですね。野球のシーンが出てきて、懐かしいというか、久し振りでとても日本らしいなと思いました。フランスでは野球という言葉さえ聞きません!日本じゃ考えられませんね。



ちなみに、Institut Lumièreでは9月26、27、28日と今年の2008年のカンヌ映画祭で賞を得た映画などのAvant-première(=アヴァン・プルミエールというのは[première=初のAvant=前]ということで、映画一般公開に先駆けて映画を上映するものです)があるのですが、最終日に何の映画を上映するかを非公開にしていたのを、この日に公にしました。ウッディ・アレンの"Vicky Cristina Barcelona"だそうです。


←画像はInstitut Lumièreのメーリングリスト"Institut Lumiere Infos > Revelation du film surprise..."より抜粋。

Institut Lumièreがこのアヴァン・プルミエールの上映権を勝ち取ったそうで、プログラム担当の女性が嬉しそうに話していました。フランスでのウッディ・アレン人気は相当なものですから、この映画のAvant-premièreの上映権を勝ち取れたのが本当に嬉しいようです。フランスでの映画一般公開は10月8日。

参考までに"Vicky Cristina Barcelona"のカンヌ映画祭についてのAFPBB Newsです

Wednesday, September 17, 2008

アッシ パルマンチエ: Hachis parmentier

アッシ パルマンチエ(Hachis parmentier)をつくりました。

日本語のタイトルをつけるとしたら、「マッシュポテトとひき肉のグラタン風」という感じでしょうか。これも同居人のPちゃんが好きなもので、結構何度もつくっています。ブログ用に写真を撮ったのでupします。


アッシ パルマンチエ: Hachis parmentier


材料(4人分)
  • マッシュポテト800g
  • ひき肉300gぐらい(牛でも豚でもなんでもいいです)
  • 食パン一枚、バゲットのかけらでもいいです
  • タマネギ1個
  • ニンニク1個
  • 卵1個
  • 油かバター
  • 刻んだパセリ(お好みで)
  • パン粉(お好みで)
  • 塩胡椒
1-マッシュポテトを作る。
(ジャガイモを茹でてつぶし、塩胡椒、牛乳を加えて滑らかにする。)インスタントのマッシュポテト(ピュレpurée)で代用してもいいです。

2-パンを牛乳に浸してふやかしておく。
3-ひき肉を炒める。
4-タマネギをみじん切りにして炒め、そこにひき肉とつぶしてみじん切りにしたニンニク、ふやかしておいたパン、卵、パセリ、塩胡椒を加えてさらに炒める。(これをhachisと言います)
5-グラタン皿にバターか油を塗り、マッシュポテトの半分を一段盛り、その上に4のhachis、そして残りのマッシュポテトをhachisの上にかぶせます。

↑マッシュポテト、hachis、マッシュポテト。上にはチーズを少し。

6-チーズをのせて、お好みでパン粉やバターを少しのせます。
7-250度に温めておいたオーブンで10分から20分様子を見てこんがりと焼いてください。


この料理ははもともとポトフの残りの肉で作るのものだったので、ポトフや肉料理の残りがある場合は3のひき肉を炒める過程はありません。

このレシピはフランスの本のものですが、Pちゃんの作り方では、卵、パンは入れません。熱いのでフーフーしながら食べないとやけどします^.^。

サラダと一緒にどうぞ。Bon appétit !

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Tuesday, September 16, 2008

冬のマレ・ポワトゥヴァン: Le Marais Poitevin en hiver

寒いなと思ったら、リヨンは今朝3度でした!(ちなみに今現在は7度です。)
昨日「秋を感じるね」と同僚が言っていましたが、まだ9月半ばなのにこれじゃあ秋どころか
冬ですね。昨日も寒かったなと思いましたが、今朝はまた一段と寒いです。
↑証拠に、Le monde紙(インターネット版) のmétéo欄をスクリーンショットしてみました。


この寒さで思い出したことがあります。
以前、冬に行ったマレ・ポワトゥヴァン(Le Marais Poitevin)です。

マレ・ポワトゥヴァン(Le Marais Poitevin)というのは日本ではあまり知られていないかも知れませんが、Vendée、 Deux-Sèvres 、 Charente-Maritimeの三つの県にまたがっている約10万ヘクタールもの広大な湿地帯です。

地図はhttp://www.maraispoitevininfo.com/より抜粋。

うっそうと茂った森林に緑の沼地のため、「緑のヴェニス」とも言われています。
写真はwikipediaより抜粋。
英語版フランス語版

私は縁あって、この辺りには何度か来ています。Ile de Ré(イル・ドゥ・レ)やLa Rochelle(ラ・ロッシェル)などが有名ですが、私が一番気に入ったのはLe Marais Poitevinでした。

Le Marais Poitevinは夏には観光客で賑わっていて、沼地をボートで行き交う人や、水遊びをする人がたくさんいるようですが、私は冬に行ったので沼地をボートで行く人もまばらでした。冬でもここの沼地は独特の景観で本当に美しかったです。私の好きなフランスの風景のうちのひとつと行っても良いところです。夏にも来てみたいと思いますが、冬の張りつめた美しさは、夏とはまた別の魅力があります。

出発です。


冬の景観は、凛とした美しさでした。

氷が張っていました。実は、この氷のため、後で大変なことになります。

緑色のものが一面に。

この緑色の正体はlentilles d'eau、アオウキクサです。

鴨が遊んでいます。

こっちをみているニャンコ。寒くないんでしょうか。くれぐれも水には飛び込まないように。

結構白鳥がたくさんいました。

なんだか次第に氷が厚くなってきています。私たちは地図の通りに行っていたと思っていたのですが、水路を一本間違ったようです。

氷でボートが進まないのでガンガン氷を割って進みました。まったく進めなくなる程氷が厚くなってきたので、これ以上は無理だということになり、引き返すことにしました。

実は航路を間違えていたことが後で判明。受付のおじさん達は私たちが帰ってこないので携帯に電話していたようですが、私たちは必死で氷を割って進んでいたので気がつきませんでした。

漕ぐのに必死でこの後の写真はありません^-^。だんだん暗くなってきましたが、もう分厚い氷が張った場所は超えたので大丈夫です。
無事受付に帰った時にはすでに真っ暗でした。

後で聞くと、氷が張っている所はボートの航路から外されていたそうですから、完全に私たちは航路を外れていたのでした。ここの湿地帯は迷路のように入り組んでいます。
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9月だというのに冬のように寒い天候で、氷の張ったマレ・ポワトゥヴァンの出来事を思い出しました。あの時も寒かったです。

Sunday, September 14, 2008

レバノンのピタパンでサンド

中東の食材が買えるTopkapiというお店に行きました。

Topkapi
17 Rue Voltaire
69003 Lyon
Tel : 04 78 60 38 17

トラムの最寄り駅は"Palais de Justice Mairie du 3ème"です。
このページに少しだけ紹介があります。



私がここでよく買うのは平たいパン、ピタパンです。ピタパンと一口に言っても国によって形態は違うようですが、このお店のパンはレバノン系で、ピタパンの中でもかなり薄いものです。中が空洞のポケットになっています。ちなみに、金曜日の朝に買いに行くとパンがたくさんあります。

こんな感じです↓

画像はCuisine libanaise par Sahtenから転載。

リヨンに来たばかりの頃、外国人学生の知り合いがたくさんいて、その中にレバノン人(フランス語ではレバノン人はlibanais、発音はリバネ)の学生もいたのですが、彼らはいつもここでpains libanais、レバノンのピタパンを買っていました。(彼らがここはレバノン人がやっていると言うのですが、真偽の程は確かめていません。)それが美味しいと他の国の学生が言っていて、私もここにピタパンを買いに来ていました。

安いだけではなく、美味しいというのが良いです。一袋の中にピタパンが5枚入っていて、80サンチームです。あの頃からは環境も変わってあまりピタパンを食べることもなかったのですが、用事で近くまで来たついでに、ふとこのお店のことを思い出し、しばらくぶりにお店に来てみました。

このパンもバゲットのように値上がりしてるかもと思ったのですが、物価高にもかかわらず、このpains libanaisは値上げしていませんでした。良心的ですね。いろいろ面白いものがありますが、今回はピタパンだけを買って帰りました。


このピタパンに肉や野菜をはさんで食べれば中東式サンドイッチの出来上がりです。フライパンで少し温めると美味しさが違います。



中が空洞になっているので、今回は半分に切って、中に具をいれてサンドして食べました。薄いパンと言ってもしっかりしているのでいろいろ詰めて食べても大丈夫です。


↑今回中に入れたのは、たまねぎ、ひき肉、トマトを炒めて、辛いチリに塩・胡椒、ケチャップを入れてさらに炒めてものです。


サラダの食感とひき肉がちょっとタコスみたいで美味しいです。同居人のPちゃんも大喜びで食べました。

私はサンドイッチにして食べましたが、レバノンでは、このパンはひよこ豆のペーストを付けて食べることが多いようです。
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Topkapiに行くと、なぜかピタパンばかり買ってしまいます。たぶん、昔の習慣のせいですね。

Thursday, September 11, 2008

ありがとうございます: Merci beaucoup

最近ブログを書くという行為が習慣になってしまいました。書くのが楽しいのもあってほぼ毎日更新しています。 でも本当はあまりブログを書く時間はないはずなんです。
今年(フランスは9月からが新学期)は本業の博士課程の論文の方を進めないといけません。フランス生活のことなど、ブログに書きたいことはまだまだ沢山あるのですが、ちょっと更新のペースを落としたいと思います。

論文を書かずに博士課程を辞めて他の仕事を始める人、日本へ帰る人もいますが、私はここでちょっと論文に時間を取りたいと思います。「ブログを書いていて、論文を書いてない」じゃ笑えませんからね。
他にいろいろ仕事もありますから、ブログの方は少しペースを落とすことにします。 ブログを辞める訳ではないので、たまに更新はすると思いますが、一応お知らせです^_^。

いつも私のブログを読んでくださっている方、コメントを残してくださる方、ランキングの応援ボタンを押してくださっている方、本当にありがとうございます。とても励みになっています。 コメントなどを頂くと、会ったことのない方々も知っているような感じがして、不思議な感覚ですが嬉しいです。皆さんに感謝しています。

私の方からは皆さんのブログに遊びにいかせてもらうと思いますので、その時はよろしくお願いしますね。

Wednesday, September 10, 2008

日本語にルビを!

図書館の仕事で、

「食と文学」論 付・源氏物語・日本語教育小考‎ 田中政幸 著


という本がありました。何気なくパラパラと見てみたら面白そうな内容です。特に後半の日本語教育についての章。

目次はこんな感じです。

第一章 「食と文学」論
一 『枕草子』における「食」
二 『万葉集』における「食」 
三 人が「食」を話題にするとき
四 『源氏物語』における「食」
五 『源氏物語』の「粥」
六 『源氏物語』と『うつほ物語』における「食」――「おろし」について――
七 『大鏡』における「食」
第二章 『源氏物語』小考
一 源氏物語第一部における一手法――関係総括の「さすがなる」――
二 空蝉と藤壺宮との連関性――「さすがに」を視点として――
三 『拾遺和歌集』第一二〇七番歌について
第三章 日本語教育、その他の論考
一 人間と言語(1)
二 人間と言語(2)
三 日本語教育を基にした教養教育改革(1)
四 日本語教育を基にした教養教育改革(2)
五 ルビを付けよう(1)
六 ルビを付けよう(2)
七 あだち充『タッチ』のことばの特徴   
八  『建礼門院右京大夫集』と小督事件――「おましのきりぎりす」の解釈試案――
初出一覧
あとがき

日本語教育の章の「ルビを付けよう」からちょっと引用してみます。

中国人は漢字を使うから、アルファベットは用いず、西洋人はアルファベットを使うから、象形文字は使わない。日本人は漢字と仮名を使う。それは分かり切っている。しかしそれがわれわれにどのような影響を与えるか。日本人の失読症には、漢字が読めない、仮名が読めない、その二通りが出現する。これは西洋にはない。こうした変な状況があるから、おそらく日本人は文字を読む中枢が脳の広い範囲を占めるらしい。しかも、漢音、呉音、唐音、訓、同じ漢字を何通りにも読む。これは中国人とも異なるであろう。(p. 185)
(養老孟司『涼しい脳味噌』(1995年)からの著者の抜粋)

「言語生活」と「言語道断」、「国際」と「手際」、「敬意を表する」と「名は体を表す」、「正体」と「風体」、「頭角を現す」と「頭寒足熱」などなど、これらを、子どもや外国人の日本語学習者に、ルビなしで読ませるのは、無理な注文ではないのか。(p. 184)

これは、日本語を勉強しているフランス人が、日本語の難しい点を挙げる時によく愚痴るナンバーワンです。同じ漢字なのに何通りも読み方があるというのは日本語を勉強する過程で苦労するようです。

このブログでも、日本語を教える私の同居人と日本語 雑感で少し触れました。







フランス人の日本語学習者が前に言っていたのが「〇〇仏和辞典は例文も多いし、すごく良いんだけど、僕たち(外国人日本語学習者)にとって最悪なのはルビが振っていないことだ。」ということです。


元々日本人向けに作られている仏和辞書なので、ルビがないのは当然です。でも、日本語学習の初心者にとっては日本語はとてもやっかいなので、仏和辞典を見たくなるのも分かります。

この問題を解決するのには、早く日本語学習の初級レベルを脱して、中・上級レベルになって国語辞典や広辞苑を使うようにすることです。国語辞典は仮名順になっていて、ルビも振ってありますからね。その方が分からない単語に語句も日本語で説明してあるので、勉強にもなって一石二鳥です。

と簡単に言っても、そのレベルに達するまでがまた大変なのですけど ^-^。それは頑張ってもらうしかありません。


  • 日本語にルビを!
私自身も図書館の仕事で日本語にルビが振ってあればいいのにと思うことがあります。

フランスのオンラインカタログを作る時、日本語のオリジナル表記をするのは問題ないのですが、困るのは日本語題名、著者名などをローマ字で表記しなければいけないことです。特に人の名前などは同じ漢字でも読み方がいろいろあるので、注意が必要です。振り仮名の振ってあるものもありますが、ないものも沢山あります。読めるのが当然とでも言うかの如くです。

そういう時は日本の図書館のオンラインカタログを見て読み方を確認します。最近の本のカタログ表記は振り仮名をつけるようになっているので、日本のオンラインカタログの存在はとてもありがたいです。中国人の子で、論文の参考文献のために日本人の名前の読み方を教えて欲しいという子がいたので、図書館のオンラインカタログで確認する方法を教えたら、とても喜んでいました。


ちょっと脱線しましたが、「食と文学」論 付・源氏物語・日本語教育小考の著者は、日本語にルビを付けることを提案しています。


「古い戦前」においては、漢字仮名交じり文の漢字にルビが付けられていた。ルビ付き文章の力を認識できなかった少数の人々が、昭和二一(1946)年に、漢字制限(「当用漢字表」)・仮名遣い変更・原則ルビ無しを実施してしまった。その結果、「わかりにくい部分や、固有名詞が非常に多く、発音しにくい名前が出ていても振り仮名さえついていない」教科書や、新聞・雑誌・文庫本などを読まされる若年層は、活字離れをしていく。」(p. 193)

同感です。

Tuesday, September 9, 2008

ココアバナナケーキ: Gâteau au cacao et aux bananes

火曜日は仕事が休みなので、自分のことが出来ます。

朝マルシェに行くと、かなり熟れたバナナが売っていました。 私はじっとバナナを見て、熟しすぎているというのも失礼なので「これはお菓子用にいいよね」と言うとお兄さん(おじさん)がバナナをむいてくれて「食べてみて」と言うので食べてみると「このバナナをお菓子にするの?こんなに美味しいバナナ を?」と言います。大盛りで2ユーロで安かったのでつい買ってしまいました。

家に帰ってから数えたら12本ありました。どう考えてもこれだけ熟したバナナを短期間で消費は出来ないと思い、すぐにお菓子づくりが決定しました。ケーキを焼くのは久し振りです。

ココアバナナケーキ: Gâteau au cacao et aux bananes

今日のケーキ一の材料
  • 熟したバナナ2〜3本
  • バター100g
  • 卵2個
  • 砂糖90g
  • 小麦粉130g
  • ココア20g
  • ベーキングパウダー小1
  • nutella大1
  • スライスアーモンド
1-卵とバターは室温に戻す。バナナも冷蔵庫に入れている場合は室温に戻す。
2-ボールにバターを入れ、クリーム状にする。砂糖も入れて混ぜる。卵を1個ずつ入れてよく混ぜる。
3-バナナをスライスして生地に入れて混ぜる。
4-小麦粉とベーキングパウダーも入れて粉気がなくなるまで混ぜる。
5-生地を型に流し込み、スライスアーモンドをぱらりと散らして、180度に温めておいたオーブンで30〜40分焼く。

全行程木べらでできて、とても簡単です。

今日のバナナケーキには、イタリア人の友人Dが「nutellaのケーキ」というのを前に作っていたのを参考にして、nutellaも入れてみました。

nutellaは日本でも買えると思いますが、パンなどに塗るヘーゼルナッツベースのスプレッドです。ヨーロッパの人は皆nutellaが大好きのようですね。クレープやワッフルには定番です。友人Dのうちに行った時、ビスケットを食べるかと聞かれ、さらに「nutellaを塗る?」と聞かれ、そこまでしてnutellaを塗るのかとちょっと驚きました。でも、イタリアでは当たり前のことのようです。

nutellaと言えば、前の同居人Bと一緒に住んでいた時、 フランス人としては珍しくBはnutellaを買わないなと思って、何気なく自分で買って置いておいたんですが、私が帰ってくるとBが美味しそうにnutellaをバゲットにつけて食べているではないですか!しかも三分の一ぐらいしか残っていません。nutellaの大瓶ですよ!
「実は僕、nutellaがあるとあっという間に食べてしまうから自分では買わないようにしているんだ」ということでした。それ以降、私はBと住んでいる間はnutellaを買ったら隠すようになりました。
そうじゃないとBに食べられて、本当にすぐに無くなってしまいますからね^-^。
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